『阿波の小さな名もない神社を知れば始まり国が見えてくる!』
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『阿波の小さな名もない神社を知れば始まり国が見えてくる!』
序文
日本の歴史は、何が語られ、何が消されたのか。阿波の山奥に残る、名もない小さな神社に立つと、その問いが現実味を帯びてくる。
由緒も看板もないのに、なぜか消えずに残り続ける社が、阿波にはあまりにも多い。
それは忘れられたのではない。忘れさせられた記憶なのだ。
名もなき神社は語らない。だが、川の流れや岩の配置、祀られ方は真実を隠さない。そこから浮かび上がるのは、教科書には載らない「国の始まりの姿」である。
この本は、阿波の小さな神社から、日本という国の輪郭を問い直す試みだ。
始まりは、いつも目立たない場所にある。
目次
第一章
名もなき神社に立つ理由
― なぜ「有名でない神社」から始めるのか
第二章
阿波という場所の異質さ
― 古代史から外され続けた土地
第三章
小さな社にだけ残る痕跡
― 文献に残らなかった“記憶”
第四章
水の神を祀る社が多すぎる謎
― 園瀬川・鮎喰川・吉野川源流域
第五章
山中に鎮まる神々
― 平野ではなく山に祀られた意味
第六章
社名が消えた神社
― 名前を失うということ
第七章
古事記に載らなかった神々
― 排除された存在たち
第八章
阿波に集中する異形の信仰
― 磐座・水神・耳石・泉
第九章
なぜ阿波だけが沈黙しているのか
― 語られなかった歴史
第十章
小祠が語る「始まりの国」
― 大社より古い構造
第十一章
大和以前の祭祀のかたち
― 神社制度ができる前の信仰
第十二章
阿波の出雲の影
― 重なる神名と構造
第十三章
王なき国の中心
― 支配ではなく祈りの共同体
第十四章
なぜ阿波は都にならなかったのか
― 国の中心にならなかった理由
第十五章
消された記憶と残された風景
― 地名・川・岩に刻まれた証拠
第十六章
名もなき神社を巡るという行為
― 参拝が研究になる瞬間
第十七章
近代が切り捨てたもの
― 国家神道と地方信仰
第十八章
阿波から見た日本誕生像
― 中心から外して見えるもの
第十九章
始まりの国は一つではなかった
― 多中心という発想
第二十章
小さな神社が未来を開く
― 忘れられた場所から、国を考え直す
