『あわうたの暗号 ― 秀真に封じられた原初の秩序』(電子本)
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『あわうたの暗号 ― 秀真に封じられた原初の秩序』
序文
あわうたは、教えではない。思想でも、信仰でもない。
それは、人が人になる以前、天地がまだ分かれきらぬ頃に定められた秩序の型である。
語られることを目的とせず、理解されることも求めず、ただ静かに、狂いなき在り方として置かれていた。
秀真において、音は意味を持たぬ。意味を持つ以前に、すでに整っているからである。
あわうたとは、
何かを伝えるための言葉ではなく、人と天地とがずれぬための基準であった。
第一章 秀真における「暗号」とは何か
暗号とは隠すためのものではない。
未熟な者には見えぬ構造のことである。
第二章 あわうたは思想以前の存在
善悪も、神人も分かれる前の配置。
第三章 五音は教義ではなく型
語られず、教えられず、ただ置かれた。
第四章 音は気の動線である
発声ではなく、流れとしての音。
第五章 母音に意味を与えなかった理由
意味は時代により変わるが、型は変わらぬ。
第六章 あわうたと天地方位
上下左右ではなく、内外の秩序。
第七章 人の身体は縮小された宇宙
あわうたは人体配置図でもあった。
第八章 秀真における神とは何か
人格ではなく、働きの名。
第九章 神名に残る音の骨格
名は後世、音は原初。
第十章 循環とは戻ることではない
常に新しく整い続ける運動。
第十一章 あわうたとヲシテ的思考
記すためではなく、崩さぬための文字。
第十二章 言霊信仰以前の音
祈りに使われる前の、整音。
第十三章 なぜ隠されたのか
隠したのではない。
触れぬように離された。
第十四章 阿波という原初座標
国の始まりではなく、整いの始点。
第十五章 出雲・大和への展開
展開は変質ではないが、簡略は始まった。
第十六章 記紀で失われたもの
物語は残り、配置は消えた。
第十七章 秀真思想が危険視された理由
支配に使えぬ思想は残らぬ。
第十八章 あわうたは誰のためのものか
民のためでも、王のためでもない。
天地のため。
第十九章 解読という行為の限界
理解しようとした瞬間、外れる。
第二十章 思い出すための暗号
思考ではなく、在り方で触れるもの。
