「神代文字」は、阿波から始まる!―消された「出雲文字」と始まりの国・阿波―
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「神代文字」は、阿波から始まる!―消された「出雲文字」と始まりの国・阿波―
序文
日本のはじまりは、「神代文字」にある。そう語られてきた神話の背後に、もう一つの「始まりの国」が静かに息づいている。それが阿波である。
阿波は、山と海、森と水が交わる土地であり、古代より祈りとことばが生まれる場であった。
この地に残る神社配置、地名、岩、そして口伝は、単なる地方伝承ではなく、神世における文字と思想の源流を今に伝えている。
本書は、「神世阿波出雲文字」という視点から、出雲神話の原型が阿波に存在していた可能性を、神話・言霊・地形・古層思想を通して読み解く試みである。
目次(全20章)
第1章 神世とは何か
文字以前、歴史以前の世界。
神世とは、自然と人、言葉と祈りが分かれていなかった時代である。
第2章 阿波という名に宿る始まりの響き
「阿」は始まりの音。
阿波という地名が示す、根源的な意味。
第3章 出雲神話は本当に出雲で生まれたのか
後代に整理された神話と、原初の舞台の違い。
第4章 阿波出雲という古層
阿波に点在する「出雲」を想起させる地名と伝承。
第5章 神世文字という概念
記録のためではなく、祈りのための文字。
第6章 声から生まれた文字
神世の文字は、音であり、息であり、波動であった。
第7章 言霊思想の原郷
言葉が現実を動かすと信じられていた世界。
第8章 阿波の地形が語る神話構造
山・川・海の配置が、そのまま神話となっている。
第9章 森から始まった祈り
社殿以前の信仰と、自然そのものを神とする思想。
第10章 阿波に残る神代的記号
岩、巨木、磐座に刻まれた「文字なき文字」。
第11章 出雲大社以前の出雲
国家神話化される前の、素朴で深い信仰形態。
第12章 国譲り神話の裏側
征服ではなく、思想の移行としての国譲り。
第13章 大国主の原像
統治者ではなく、調和者としての神。
第14章 阿波から広がる神の系譜
人の移動とともに広がった神話とことば。
第15章 なぜ阿波は語られなくなったのか
中央集権とともに消された地方の記憶。
第16章 文字を持たなかった理由
書かないことで守られた叡智。
第17章 神世阿波出雲文字の正体
形ではなく、思想としての文字。
第18章 秀真・古層思想との共鳴
後世に残された断片が示す、同一の源流。
第19章 現代に甦る神世の感覚
失われたと思われた感性は、今も人の中にある。
第20章 阿波から、再び始まる
終わりではなく、回帰としての始まり。
結びに
神世阿波出雲文字とは、古代に存在した「文字体系」そのものではなく、世界をどう感じ、どう祈り、どう生きていたかという思想と感覚の総体である。
阿波は、語られなかった始まりの地。そして今、その沈黙が、静かに語り始めている。
