1/1

知られざる石器時代の阿波倭国

¥1,000

残り1点

International shipping available

知られざる石器時代の阿波倭国

序文 歴史の外に置かれた国

歴史は記されたものによって形づくられる。

記されなかった阿波は、沈黙の中に始まりの記憶を残してきた。

本書は、その沈黙に耳を澄ます試みである。

目次(20章)

第1章 石器時代という誤解
石器時代は未開ではない。
自然と対立せず、共に生きる知が成立していた時代である。

第2章 阿波という名
「阿」に宿る始まりの響き。
地名そのものが、古層の記憶を伝えている。

第3章 四国の古層性
静かな土地には、最も古い痕跡が残る。
四国は列島文明の沈殿層である。

第4章 阿波の地形と定着
閉じた山と巡る川。
移動より循環を前提とした地形が、人を留めた。

第5章 石を読む文化
石は偶然拾われたのではない。
選択と意志によって扱われていた。

第6章 川が生んだ生活圏
川は道であり境界であり記憶である。
阿波の文明は水系と共にあった。

第7章 狩猟民ではなかった人々
狩りとは破壊ではなく管理だった。
自然循環を壊さぬ思想があった。

第8章 阿波型石器の特徴
用途と思想が一致した石器。
使い捨てではない文化の痕跡。

第9章 祭祀以前の信仰
祀る前に、共にあった。
石と人の距離は、極めて近かった。

第10章 倭という生き方
倭は国家名ではない。
自然と共存する態度そのものを指す。

第11章 記されなかった理由
阿波は周縁だったのではない。
古すぎて記述できなかったのである。

第12章 縄文以前という空白
学術が言葉を失う領域。
だが空白は否定ではない。

第13章 神話に変換された記憶
神話は虚構ではない。
理解可能な形に変えられた先史の記録である。

第14章 阿波出雲国の原像
出雲は国家ではなく、
阿波にあった古い生活と信仰の層である。

第15章 文字以前の秩序
声、配置、石。
それだけで社会は成立していた。

第16章 石を祀る理由
石は残り、人は去る。
ゆえに記憶は石に宿る。

第17章 統治なき国の姿
支配はなく、秩序はある。
それが最古の「国」の形である。

第18章 阿波倭国仮説
国家ではない文明圏。
阿波はその中心だった可能性がある。

第19章 日本文明の再配置
中心は移ろう。
始まりだけは、動かない。

終章 石は沈黙していない
語られなかったのではない。
聞く耳が、なかっただけである。

International shipping available

¥1,000

最近チェックした商品
    その他の商品