七福神の正体 ― 日本に集められた「福」の神々、その起源と真の姿 ―
¥1,000
残り1点
International shipping available
七福神の正体 ― 日本に集められた「福」の神々、その起源と真の姿 ―
序文
七福神は、正月や縁起物として親しまれ、日本人の暮らしの中に深く溶け込んでいる。
しかし、この七柱の神々は、最初から「七福神」として存在していたわけではない。
インド、中国、日本―それぞれ異なる土地、異なる思想、異なる時代に生まれた神々が、なぜ一つの舟に乗せられ、「福の神」として並べられたのか。
本書では、七福神を信仰の対象としてではなく、歴史・思想・文化の交差点に現れた存在として見つめ直す。
七福神とは何者なのか。それは「神」なのか、「仏」なのか、それとも―日本人が作り上げた、もう一つの知恵の体系なのか。
目次(20章)
第1章 七福神とは何か
七福神という集合神の成立と、日本独自の信仰構造を概観する。
第2章 なぜ「七」なのか
七という数字が持つ、仏教・陰陽道・世界宗教における意味。
第3章 七福神はいつ生まれたのか
室町時代から江戸時代にかけて成立した背景を探る。
第4章 外来神が多い理由
七福神の大半が日本生まれではないという事実。
第5章 大黒天の正体
インドの破壊神が、なぜ「台所の神」になったのか。
第6章 毘沙門天の正体
戦いの神が「福」をもたらす存在へ変化した理由。
第7章 弁財天の正体
唯一の女神が象徴する、水・音・知恵の本質。
第8章 恵比寿の正体
七福神で唯一の純国産神。その起源と変遷。
第9章 福禄寿の正体
中国道教思想から来た、寿命と徳の神。
第10章 寿老人の正体
福禄寿との違いと、「老い」が神格化された意味。
第11章 布袋尊の正体
実在した僧が、なぜ神になったのか。
第12章 七福神は「神」か「仏」か
神仏習合という、日本独特の信仰構造。
第13章 宝船の意味
七福神が同じ舟に乗せられた象徴的意味。
第14章 庶民に広がった理由
なぜ武士や庶民に歓迎されたのか。
第15章 正月信仰と七福神
年の始まりに七福神が選ばれた理由。
第16章 七福神巡りの成立
信仰から娯楽へ変わっていった過程。
第17章 七福神と商人文化
商売繁盛の神として定着した背景。
第18章 七福神は「福の擬人化」である
抽象概念を神として扱う日本的思考。
第19章 七福神の本当の役割
信じるための神ではなく、生き方の象徴。
第20章 七福神の正体とは何だったのか
七福神は、日本人が編み上げた「幸せの設計図」である。
