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日本人とは何かは?縄文の末裔「サンカ」の正体 ― 消された民の記憶、日本列島の深層 ―

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序文

日本史の中で、はっきりとした姿を与えられぬまま語られてきた人びとがいる。「サンカ」と呼ばれた人びとである。

山に住み、川とともに生き、定住せず、戸籍にも残らず、時に畏れられ、時に蔑まれ、やがて歴史の表舞台から姿を消した民。

彼らは本当に「正体不明の漂泊民」だったのか。それとも、はるか縄文から連なる、もう一つの日本列島の系譜だったのか。

この書では、史料、民俗、考古、伝承を手がかりに、消された存在としてのサンカを「周縁」ではなく日本史の根に近い位置から見つめ直す。

目次(全20章)

第1章 サンカとは何者か
「サンカ」という呼称の由来と、近代まで残った記録から見える輪郭。

第2章 記録に残らぬ民
正史・戸籍・地誌にほとんど現れない理由と、意図的な沈黙。

第3章 漂泊という生き方
定住しない生活様式は貧困か、それとも選択だったのか。

第4章 山・川・境界に生きる
サンカが好んで暮らした場所が示す、縄文的空間感覚。

第5章 縄文人の生活様式との共通点
狩猟採集、移動、自然観に見える明確な連続性。

第6章 農耕を拒んだ民
稲作を中心とする社会から距離を取った理由。

第7章 火と水の民
製炭・漁撈・川舟など、古層技術を保持した人びと。

第8章 言葉に残る痕跡
方言・隠語・呼称に潜む古代語的要素。

第9章 被差別民とされた理由
「異質さ」が社会の中でどのように排除へ変わったか。

第10章 サンカと山の神
山岳信仰・自然霊信仰との深い結びつき。

第11章 忍び・修験・漂泊者
サンカと忍者・修験者・遊行民との交差点。

第12章 国家の成立とサンカの消失
律令国家が生まれたとき、何が起きたのか。

第13章 戸籍に入らなかった理由
支配を拒んだ民という視点からの再解釈。

第14章 「見えない民」として生きる知恵
姿を消すことで生き延びた戦略。

第15章 全国に残るサンカ伝承
地域ごとに異なる呼び名と記憶の断片。

第16章 被差別史観からの解放
サンカを弱者としてではなく、独立した文化として見る。

第17章 縄文から続くもう一つの日本
定住農耕史観では説明できない系譜。

第18章 近代化が断ち切ったもの
明治以降の統治が完全に消した存在。

第19章 サンカは消えたのか
現代社会に溶け込んだ末裔の可能性。

第20章 消された民が語る日本の本質
サンカの存在が問いかける「日本人とは何か」。

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