『縄文時代に1万年戦争がなかった理由』― 人類史の常識を覆す、日本最古の平和文明 ―
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『縄文時代に1万年戦争がなかった理由』― 人類史の常識を覆す、日本最古の平和文明 ―
序文
人類の歴史は、争いの連続だったと語られてきた。文明が生まれ、国家が成立し、戦争が常態化する――それが「人類史の常識」である。
しかし、日本列島には、その常識から大きく外れた時代が存在した。縄文時代。
約1万年以上にわたり、人々はこの列島で暮らしながら、大規模な戦争の痕跡を残さなかった。
なぜ縄文人は戦わなかったのか。それは「未開だったから」ではない。むしろ、戦わなくても成り立つ社会の仕組みを、すでに持っていたからである。
本書では、考古学・文化・精神性の視点から、「縄文1万年無戦争」という人類史上の奇跡を、20章にわたって読み解いていく。
目次(全20章)
第1章 人類史の常識「文明=戦争」は本当か
戦争を前提とした歴史観を問い直す。
第2章 縄文時代とは何だったのか
1万年以上続いた定住文明の全体像。
第3章 戦争の痕跡が見つからない理由
武器・城塞・大量殺戮の不在。
第4章 縄文人の死生観
他者を殺さない価値観はどこから生まれたのか。
第5章 食料は「奪うもの」ではなかった
狩猟採集と分かち合いの経済。
第6章 所有しない社会
土地・資源・富を独占しなかった仕組み。
第7章 階級が生まれなかった理由
王も兵士もいない社会構造。
第8章 争いを未然に防ぐ集落の知恵
小規模分散型社会の力。
第9章 土器に刻まれた世界観
破壊ではなく循環を象徴する造形。
第10章 自然は征服対象ではなかった
自然と敵対しない生き方。
第11章 武器ではなく道具を発達させた文明
戦闘技術より生活技術を磨いた理由。
第12章 他集団との関係性
交易と交流が争いを代替した。
第13章 宗教と祭祀が果たした役割
恐怖による支配ではない信仰。
第14章 言葉と合意の文化
暴力ではなく対話で解決する社会。
第15章 「勝つ」「負ける」が存在しない価値観
競争を絶対化しなかった理由。
第16章 縄文的平和思想とは何か
戦わないことを選ぶ知恵。
第17章 なぜ世界は縄文を評価しなかったのか
近代文明の視点による誤解。
第18章 弥生時代との決定的な違い
戦争が始まった瞬間。
第19章 縄文は理想郷だったのか
現実として成立していた平和社会。
第20章 縄文から現代人へのメッセージ
1万年戦争をしなかった文明が教える未来。
終わりに
縄文時代は、失われた原始社会ではない。それは、人類が一度たどり着いていた完成形のひとつである。
戦争を避けることは不可能ではない。縄文人は、それを1万年以上、静かに証明していた。
