今どき、紙の本を出す馬鹿がいるのか? ― 出版幻想が崩れた時代 ―(電子本)
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序文(立ち読み用)
紙の本を出した瞬間、その本には寿命が生まれる。書店に並ぶのは、ほんの一瞬。売れなければ返本、売れても棚替えで消える。多くの紙の本は、1〜3年で終わる。
それでも人は言う。「紙で出したかった」「形に残したかった」。だが、本当に残るのは、紙ではなく、読まれ続けた時間だ。
今はもう、出したかどうかの時代ではない。何年、読まれたかの時代だ。
目次(20章)
第1章 紙の本信仰はいつ生まれたのか
紙の重み、装丁、匂い。
それは文化だったが、今は幻想になった。
第2章 紙の本が強かった時代の前提条件
書店、取次、雑誌、テレビ。
この仕組みが壊れた瞬間、紙は弱者になった。
第3章 紙の本を出すために必要な現実
印刷費、在庫、営業、返品。
出す前から赤字が見えている構造。
第4章 読書離れではない、媒体の移動だ
人は読まなくなったのではない。
スマホで読むようになっただけ。
第5章 紙の本の平均寿命は何年か
書店流通は1〜3か月。
実質販売期間は1〜3年。
これが現実。
第6章 売れなかった紙の本の行き先
返本、倉庫、断裁、廃棄。
文化ではなく、消耗品として終わる。
第7章 それでも紙にこだわる人の心理
作品欲か、承認欲求か。
「形にしたい」は、時に危険だ。
第8章 電子書籍は軽いという誤解
軽いのは媒体。
重さは中身で決まる。
第9章 紙は在庫、電子は資産
紙は場所を取る。
電子は時間を味方につける。
第10章 販売終了までに何年かかるか
紙:1〜3年で終わる
電子:終わりがない
この差は決定的だ。
第11章 なぜこの寿命差は語られないのか
出版社も著者も、
「夢」の話しかしないからだ。
第12章 本当に届けたい相手は誰か
書店の棚か。
検索の向こうの読者か。
第13章 スピードの時代に紙は遅すぎる
書いてから世に出るまでの時間が、
価値を殺す。
第14章 改訂できない紙、進化する電子
情報は古くなる。
直せない本は、置物になる。
第15章 紙で出した瞬間に終わる心
売れなかった時、
一番傷つくのは著者だ。
第16章 電子書籍は失敗できる本
修正できる。
育てられる。
これが最大の強み。
第17章 それでも紙で出すべき本
写真集、芸術書、記念碑的作品。
すべての本が紙である必要はない。
第18章 本とは媒体ではなく伝達装置
伝わらなければ意味がない。
読まれなければ存在しない。
第19章 紙を選ぶなら覚悟を持て
金も時間も心も削られる。
それを理解した上で選べ。
第20章 馬鹿かどうかは年数が決める
出した瞬間ではない。
何年、読まれ続けたか。
それがすべてだ。
