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「クマソ」が日本史から消された秘密とは? ― 勝者が書いた歴史の裏側 ―(電子本)

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「クマソ」が日本史から消された秘密とは? ― 勝者が書いた歴史の裏側 ―(電子本)

序章 

「クマソ」はなぜ教科書にいないのか、日本史に登場するはずの一つの民族が、なぜ「敵」「反逆者」「蛮族」としてしか描かれないのか。その違和感から本書は始まる。

日本史の表舞台から、静かに姿を消した人々がいる。クマソ――九州南部に生き、独自の文化と誇りを持っていたとされる人々だ。彼らは本当に「討たれ、滅びた」存在だったのか。

それとも、勝者によって都合よく書き換えられ、名を奪われたのか。歴史は、常に勝った側の言葉で語られる。その裏側には、語られなかった声と、消された記憶が残されている。

本書は、日本史の影に追いやられたクマソの存在を手がかりに、「なぜ彼らは消えたことにされたのか」という問いを静かに掘り起こす。
それは同時に、私たちが信じてきた日本史そのものを見直す旅でもある。


目次(20章)

第1章 クマソとは何者だったのか
クマソという名の由来、居住地、記紀における記述を整理し、実像への入口を示す。

第2章 記紀が描く「クマソ像」の不自然さ
『古事記』『日本書紀』に登場するクマソの描写を読み解き、作為的な単純化を指摘する。

第3章 南九州に栄えた高度な文化圏
考古学的遺物から見える、クマソ地域の技術力・生活水準・精神文化。

第4章 なぜ「蛮族」と呼ばれたのか
クマソが「野蛮」とされた理由を、文化差と政治的視点から検証する。

第5章 ヤマト王権の拡張と衝突
ヤマト政権の南下政策と、それに立ちはだかったクマソの存在。

第6章 英雄神話としての征伐物語
ヤマトタケルによるクマソ討伐神話を、史実と神話の境界から読み解く。

第7章 征伐神話は何を正当化したのか
英雄譚が果たした政治的役割と、敗者の沈黙。

第8章 「消された側」の視点が存在しない理由
なぜクマソ自身の記録や伝承が残らなかったのか。

第9章 名前を奪われた人々
クマソという名称が、いつ・どのように使われなくなったのかを追う。

第10章 隼人との関係性
クマソと隼人は同一なのか、別系統なのか。混同されてきた歴史を整理する。

第11章 南九州は本当に「辺境」だったのか
交易・航路・文化交流の視点から、中心と周縁の逆転を考える。

第12章 王なき社会という可能性
クマソ社会に見られる、中央集権とは異なる統治の形。

第13章 ヤマト中心史観の成立
なぜ日本史は「ヤマト」を中心に語られるようになったのか。

第14章 勝者が書いた歴史の構造
歴史記述そのものが、どのようにして権力の道具になったか。

第15章 クマソは本当に滅びたのか
消滅ではなく「同化」という視点から、クマソの行方を追う。

第16章 地名・風習に残るクマソの痕跡
今もなお残るクマソ文化の名残を探る。

第17章 日本人の多重的な起源
単一民族神話では説明できない、日本列島の成り立ち。

第18章 「異端」を排除する歴史観の危うさ
クマソの扱いから見える、日本史の弱点。

第19章 クマソを取り戻す意味
忘れられた存在を再評価することが、現代に何をもたらすか。

終章 歴史は誰のものか

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