**空海の教えと学び ― 知と祈りが一致した生き方 ―**(電子本)
¥1,200
残り1点
International shipping available
**空海の教えと学び ― 知と祈りが一致した生き方 ―**(電子本)
序文(立ち読み用)
空海の名から、多くの人は完成された聖人像を思い浮かべる。
だが空海は、悟りきった存在ではなかった。
彼は、生涯を通して学び続けた人である。
悟ったから学びをやめたのではない。
悟りとは、学びが終わることではないと知っていたからこそ、学び続けた。
空海は、学問と信仰を分けなかった。
知ることと生きることを切り離さず、思索と実践を同時に進めた。
その姿勢は、学びを自分のためだけに使わないという思想に貫かれている。
知るだけで、人は変われるのか。
学びは、人生の後半にも意味を持つのか。
本書は、空海の教えを信仰ではなく、
生き方としての学びとして読み解く一冊である。
目次(20章)
第1章 空海とは何者だったのか
― 天才僧ではなく、学び続ける人だった ―
生涯を通して「未完成」であり続けた姿勢
第2章 なぜ空海は学びを捨てなかったのか
― 出家後も止まらなかった探究心 ―
仏教・儒教・道教・文学・技術を分けなかった理由
第3章 学問と信仰を分けなかった思想
― 知ることは祈ること ―
理解と悟りは同時に進むという発想
第4章 空海にとっての「学び」とは何か
― 答えを得ることではなく、問いを深めること ―
暗記ではない、生きた知の定義
第5章 唐への渡航に見る覚悟と学習力
― 命を賭けた留学 ―
極限状態が知を開くという現実
第6章 師を選び、学びを一気に吸収した理由
― 恵果との出会い ―
準備された学びだけが一瞬で花開く
第7章 密教の本質は「技法」ではない
― 真言・印・曼荼羅の本当の意味 ―
形は手段であり、目的ではない
第8章 言葉を超える学び
― なぜ真言は翻訳できないのか ―
言語の限界を超える知の構造
第9章 空海が重視した「身体の知」
― 行によって理解するという思想 ―
頭でわかる前に、体で変わる
第10章 学びは社会のために使われる
― 教養は個人の装飾ではない ―
治水・教育・医療に生かされた知
第11章 空海と教育
― 開かれた学びの場をつくった僧 ―
身分を問わない教育という革命
第12章 学び続ける者だけが指導者になれる
― 権威を拒んだ姿勢 ―
完成者を名乗らなかった理由
第13章 孤独と学び
― 同行二人の本当の意味 ―
学びは本質的に孤独である
第14章 老いと学び
― 年を重ねるほど深まる知 ―
衰えではなく、熟成としての老い
第15章 空海の言葉が今も生きる理由
― 時代を超える普遍性 ―
宗教を超えて響く人生訓
第16章 知識社会における空海の警告
― 知っているだけでは足りない ―
情報過多の時代への示唆
第17章 空海に学ぶ「学び直し」
― 何歳からでも遅くない理由 ―
人生の途中から始める学問
第18章 悟りとは到達点ではない
― 学び続ける姿勢そのもの ―
完成しないことの価値
第19章 現代人が空海から受け取るべきもの
― 成功よりも深さを選ぶ ―
競争から降りる知恵
第20章 学びと生き方が一つになるとき
― 空海が示した最終地点 ―
「生きることそのものが修行である」
