『空海の説法 ― 即身成仏の世界観 ―』― 空海(弘法大師)思想研究 ―(電子本)
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『空海の説法 ― 即身成仏の世界観 ―』― 空海(弘法大師)思想研究 ―(電子本)
序文(立ち読み用)
平安の闇を照らした一人の僧がいた。名を空海。後に弘法大師と称えられ、日本仏教史において比類なき足跡を残した人物である。
彼の説法は、単なる教義解説ではない。「人はこの身このままで仏となれる」という大胆な宣言であった。
遠い浄土を願うのではなく、今ここに仏を観よ――それが空海の密教である。本書は、空海の説法の核心である「三密加持」「真言」「曼荼羅」「即身成仏」を軸に、その思想と実践を20章構成で読み解くものである。
難解とされがちな密教思想を、歴史・哲学・実践の三方向から丁寧に解説し、現代に生きる私たちへの示唆を探る。
章構成
第1章 讃岐に生まれし天才僧
空海の出生と幼少期の才覚。
第2章 若き日の求道
大学寮退学と山林修行の真実。
第3章 唐への決死渡航
入唐求法の背景と覚悟。
第4章 恵果との邂逅
密教正統継承の瞬間。
第5章 真言密教とは何か
顕教との違いと思想的核心。
第6章 三密加持の思想
身・口・意を仏と一致させる教え。
第7章 即身成仏の理論
なぜこの身で仏になれるのか。
第8章 曼荼羅の宇宙観
両界曼荼羅が示す世界構造。
第9章 言葉は宇宙である
真言の哲学と音の力。
第10章 説法の技法
比喩・和歌・書に込められた智慧。
第11章 国家と密教
鎮護国家思想と祈祷。
第12章 東寺と教団形成
東寺を拠点とした布教。
第13章 高野山開創
高野山の理念。
第14章 社会事業と実践
満濃池修築など現実救済。
第15章 書家としての空海
三筆と称される芸術性。
第16章 思想と政治の距離
嵯峨天皇との関係。
第17章 入定信仰
奥之院伝説の意味。
第18章 後世への影響
日本文化への浸透。
第19章 空海と現代
自己変革の哲学として読む。
第20章 説法とは何か
沈黙までもが法となる境地。
