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『京都より古い国・阿波』 ―― 始まりの国に眠る神々の記憶 ――(電子本)

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『京都より古い国・阿波』 ―― 始まりの国に眠る神々の記憶 ――(電子本)

■ 序文(立ち読み用)

京都は千年の都として知られる。しかし、日本の物語は本当にそこから始まったのだろうか。

歴史が文字として整えられる以前、神話として語られた時代がある。さらにその奥に、語られなかった土地の記憶がある。本書が光を当てるのは、四国東部に位置する阿波である。

阿波には、不思議な静けさがある。眉山の稜線、鮎喰川の清流、神山の霧、そして気延山の古墳。これらは単なる風景ではない。

地形そのものが物語を抱え、川石の一つ一つが時代の痕跡を宿している。忌部氏の祭祀、翡翠や勾玉の文化、国譲り神話の再解釈。

点在する要素を結び直すと、ひとつの大胆な仮説が浮かび上がる。阿波こそが、日本神話の源流に近い土地ではないかという視座である。

本書は断定の書ではない。だが、問いを提示する書である。なぜ阿波には古代の気配が濃く残るのか。

なぜその物語は全国的に語られてこなかったのか。そして、もし阿波が「始まりの国」であったとするなら、その記憶は現代に何をもたらすのか。

神話は空想ではない。人々の精神構造を形づくり、土地の意味を定義し、未来の方向性を示す力を持つ。

本書は、阿波に眠る神々の記憶を辿りながら、日本という国の原風景を再考する試みである。

■目次: 章一覧(20章構成)

第1章 京都以前という視点
「都」以前の日本史を考える

第2章 阿波という地の特異性
地形・川・山が語る古代性

第3章 忌部氏と祭祀国家の源流
大嘗祭を担った一族の意味

第4章 眉山と神話地形
風景に残る神話の痕跡

第5章 鮎喰川の記憶
翡翠・石英・砂金と古代交流

第6章 勾玉文化の源流
石に宿る権威と信仰

第7章 気延山古墳の謎
王墓仮説と始まりの象徴

第8章 卑弥呼と阿波
邪馬台国論争の再検討

第9章 大国主と国譲り神話
王なき国の思想

第10章 海部と交易ネットワーク
海と川が結ぶ古代国家

第11章 言霊と祝詞文化
音が創る世界観

第12章 阿波出雲という可能性
神話地理の再構築

第13章 翡翠と権威の象徴性
玉文化の政治的意味

第14章 消された始まりの物語
中央集権と歴史編集

第15章 古墳群と王権構造
分散型国家という仮説

第16章 地質と神話の交差点
自然資源が生む物語

第17章 なぜ阿波は語られなかったのか
歴史観の形成過程

第18章 神話の再解釈と現代意義
精神文化の再生

第19章 古代史を観光資源へ
物語を体験に変える

第20章 始まりの国宣言
阿波から未来へ

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