『鮎喰川・石英金探索の実践』 ―― 阿波の川に眠る微粒金を追う ――(電子本)
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『鮎喰川・石英金探索の実践』 ―― 阿波の川に眠る微粒金を追う ――(電子本)
序文(立ち読み用)
徳島・鮎喰川。清流として知られるこの川は、翡翠や蛇紋岩転石でも語られるが、その流れの中には、さらに静かな可能性がある。石英脈に宿る微粒の金である。
金は派手に輝くとは限らない。石英の白の中に、かすかな鈍い光として潜むことが多い。本書は、夢物語ではなく、地質を学び、川の流れを読み、実際に手を動かして検証するための実践書である。
石英の見方、黄鉄鉱との識別、黒砂の読み方、比重選鉱の技術、そして鮎喰川というフィールド特有の地形的特徴までを体系化する。
阿波を「始まりの国」と見つめ続けてきた探究の延長に、今、地質という現実的視点を重ねる。
ロマンと検証は両立する。静かな一粒を見つけるための、現地実践の全記録である。
目次:章構成(全20章)
第1章 鮎喰川とは何か
地形・流域・地質的背景の基礎理解。
第2章 阿波の地質構造概論
四国の構造帯と石英脈の成り立ち。
第3章 石英脈の形成メカニズム
熱水活動と金の生成環境。
第4章 金はどのように石英に入るか
微粒金の生成と分布パターン。
第5章 黄鉄鉱との決定的違い
見た目・硬度・割れ方の識別法。
第6章 鮎喰川の転石観察法
効率よく石英転石を探す視点。
第7章 黒砂の意味を読む
磁鉄鉱・比重差の理解。
第8章 比重選鉱の基礎
パンニングの原理。
第9章 実践パンニング手順
具体的な作業工程。
第10章 微粒金の見つけ方
ルーペ観察と確認方法。
第11章 磁石の活用法
砂鉄除去のコツ。
第12章 川の流れを読む技術
溜まり場の見極め。
第13章 雨後と平水時の違い
採取タイミングの考察。
第14章 安全管理と装備
増水・崩落・滑落対策。
第15章 採取に関する法的注意点
禁止区域とマナー。
第16章 記録の取り方
地点・量・条件のデータ化。
第17章 検証と再現性
偶然と成果の違い。
第18章 那賀川・勝浦川との比較
他流域との地質差。
第19章 阿波金探索の可能性
研究としての未来像。
第20章 一粒の意味
阿波の大地と向き合う哲学。
