『医療と薬の闇』 ―― 知られざる医療構造 ――(電子本)
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『医療と薬の闇』 ―― 知られざる医療構造 ――(電子本)
序文(立ち読み用)
現代の日本は世界でも有数の医療先進国といわれている。高度な医療技術、整備された保険制度、多くの病院と医師。しかしその一方で、日本社会にはもう一つの現実が存在している。
それは「薬社会」とも呼ばれるほど、薬が日常に深く入り込んでいるという事実である。病院に行けば短時間の診察のあと、多くの薬が処方される。高血圧、糖尿病、コレステロール、不眠、胃薬、痛み止め。
さらにそれらの副作用を抑える薬まで追加されることも珍しくない。気がつけば多くの人が毎日複数の薬を飲み続けている。もちろん薬は人命を救う大切な存在である。
しかし同時に、薬が増え続ける医療構造には様々な背景がある。医療制度、製薬会社の巨大市場、医師と患者の関係、そして健康に対する社会の不安。
これらが複雑に絡み合い、日本では薬が増えやすい仕組みが生まれている。本書は医療を否定するものではない。むしろ医療の本来の姿を考えるための一冊である。
なぜ薬が増えるのか、なぜ人は薬に頼るのか。そして私たちはどのように医療と向き合うべきなのか。医療の表と裏を見つめながら、日本社会の健康のあり方を考えていく。
目次:20章構成
第1章 医療先進国日本の裏側
日本の医療制度と薬消費の実態を概観する。
第2章 薬社会ニッポン
日本人が世界でも多くの薬を服用している背景。
第3章 3分診療という現実
短い診察時間が薬中心の医療を生む。
第4章 処方箋ビジネスの構造
医療制度と薬処方の関係。
第5章 ポリファーマシーの問題
多剤服用が引き起こす健康リスク。
第6章 副作用というもう一つの病気
薬が新たな症状を生む現象。
第7章 高齢化社会と薬
高齢者医療と大量処方の問題。
第8章 睡眠薬と精神薬
現代社会に広がる依存の問題。
第9章 血圧とコレステロール
基準値と薬の関係。
第10章 検査と医療ビジネス
検査が増えることで薬が増える構造。
第11章 製薬会社の巨大市場
薬産業の世界的な規模。
第12章 医療と経済
医療が産業として成長してきた歴史。
第13章 患者の不安
人はなぜ薬を求めるのか。
第14章 医療情報の影響
メディアと健康情報。
第15章 本当に必要な薬
命を救う医薬品の価値。
第16章 減薬という考え方
薬を減らす医療の取り組み。
第17章 生活習慣と健康
食事・運動・睡眠の重要性。
第18章 医療との賢い付き合い方
患者としての判断力。
第19章 健康の主役は誰か
自分の体を守る主体性。
第20章 未来の医療
人と医療が共に歩む社会へ。
