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『空海の情けの本質』 ―― 人を救う心の源を探る ――(電子本)

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『空海の情けの本質』 ―― 人を救う心の源を探る ――(電子本)

序文(立ち読み用)

平安時代、日本仏教史の中で特に深い尊敬を受け続けている僧がいる。それが 空海 である。空海は真言密教を日本に伝えた高僧として知られるが、それ以上に人々の記憶に残っているのは「情け深い人」であったということである。

日本各地には空海にまつわる伝説が数多く残り、井戸を掘った話、橋を架けた話、農民を救った話などが語り継がれてきた。人々はその姿を親しみを込めて「お大師さま」と呼び続けている。

しかし、ここで言われる空海の情けとは単なる優しさではない。それは人の苦しみを自分のこととして受け止め、救いの道を示す深い慈悲の心である。

仏の教えを説くだけではなく、実際の生活を支える行動を伴う慈悲こそが空海の特徴であった。讃岐の巨大なため池である 満濃池 の修築は、その象徴的な出来事として知られている。水不足に苦しむ農民を救うため、空海は工事の指導に立ち、人々の生活を守ったのである。

空海の思想の根底には、すべての人に仏の心が宿るという信念があった。身分や貧富に関係なく、人は皆仏へと至る可能性を持つ存在である。

本書では空海の生涯と思想を通して、情けとは何か、人を救う心とは何かを探っていく。千年以上の時を超えて語り継がれる空海の慈悲の精神は、現代に生きる私たちにとっても大きな道しるべとなるだろう。

目次:20章鉱石

第一章 空海という人物
平安時代に生きた空海の生涯を概観し、その思想と行動の基盤となった人物像を探る。

第二章 慈悲とは何か
仏教における慈悲の意味と、人を救う心の本質について解説する。

第三章 讃岐に生まれた少年
空海の幼少期と、学問と修行への志が芽生えた背景を紹介する。

第四章 命がけの唐への渡海
唐へ渡った空海の覚悟と、密教との運命的な出会いを描く。

第五章 密教が説く大悲
真言密教における慈悲の思想と、その深い意味を解説する。

第六章 山岳修行の精神
自然の中での厳しい修行が空海の精神をどのように育てたのかを考察する。

第七章 庶民のための仏教
空海が仏教を民衆へ広げた思想とその意義を解説する。

第八章 満濃池の修築
農民を救った満濃池修築の歴史と、空海の社会的慈悲を紹介する。

第九章 生活を救う仏教
祈りだけではなく生活を守る仏教という空海の実践思想を探る。

第十章 教育を開いた僧
身分を問わず学べる教育の場を作った空海の教育理念を紹介する。

第十一章 すべての人は仏である
空海の思想の中心にある人間観と仏性思想を解説する。

第十二章 弱き者へのまなざし
貧しい人々や病人に寄り添った空海の慈悲の行動を紹介する。

第十三章 民衆と共に生きた僧
民衆の中で生きた空海の姿と、その社会的役割を描く。

第十四章 言霊と真言
言葉の力と真言の思想が人の心を救う意味を解説する。

第十五章 祈りと行動
祈りと行動が一体となる空海の慈悲の実践を考察する。

第十六章 空海の哲学
空海が残した思想の核心を哲学的視点から読み解く。

第十七章 お大師信仰の誕生
空海が信仰の対象となった歴史的背景を解説する。

第十八章 四国遍路の精神
巡礼文化に受け継がれた空海の慈悲の精神を探る。

第十九章 現代に生きる空海の心
現代社会における空海の思想の価値と意味を考察する。

第二十章 情けの本質
空海の思想を総括し、人を救う心の本質を明らかにする。

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