1/1

『阿波神話 黄泉比良坂 ―― 死者の国の入口は阿波にあったのか ――』(電子本)

¥1,200

残り1点

International shipping available

『阿波神話 黄泉比良坂 ―― 死者の国の入口は阿波にあったのか ――』(電子本)

序文(立ち読み用)

日本神話に登場する「黄泉比良坂(よもつひらさか)」は、生きる世界と死者の世界を分ける境界の坂として語られてきた。

神話では、伊邪那岐命が黄泉の国から逃げ帰り、巨大な岩で入口を塞いだ場所とされる。しかし、この神話の舞台は本当に島根だけなのだろうか。

近年、阿波の古代史や神話を研究する中で、阿波の山々や川、巨石祭祀、古墳、古代信仰の痕跡を見ていくと、黄泉の国の入口を思わせる地形や祭祀の跡が数多く残されていることに気づく。

剣山系の山岳信仰、神山の巨石文化、鮎喰川流域の古代祭祀、さらには翡翠や勾玉文化など、阿波には神代の記憶とも思える文化が存在している。

もし日本神話の舞台が各地に分散しているのではなく、特定の地域を中心に語られていたとすればどうだろうか。

阿波は古代より忌部族の拠点であり、神への祭祀を司った土地でもあった。この地こそ、神話の原風景が残る場所ではないかという仮説が浮かび上がる。

本書では、日本神話に記された黄泉比良坂の意味を読み解きながら、阿波の地形、古代祭祀、巨石文化、古墳、神社伝承などを総合的に検証し、「黄泉の入口は阿波にあったのではないか」という仮説を探っていく。

神話は単なる物語ではない。古代の人々が残した記憶の断片であり、土地に刻まれた歴史でもある。阿波の山と川を歩きながら、日本神話の深層へと入っていこう。

目次:章構成(20章)

第1章
黄泉比良坂とは何か
日本神話における黄泉の国と境界の坂の意味。

第2章
古事記に描かれた黄泉の国
伊邪那岐命と伊邪那美命の神話。

第3章
黄泉比良坂の巨大な岩
神話に登場する「塞ぎ岩」の象徴。

第4章
黄泉の国という世界観
古代人の死生観と地下世界。

第5章
なぜ神話は場所を隠すのか
神話地理の特徴と移動する伝承。

第6章
阿波は神話の中心だったのか
始まりの国という仮説。

第7章
忌部族と阿波
祭祀を司った古代氏族。

第8章
剣山信仰と神代の山
山岳信仰と死者の世界。

第9章
神山の巨石祭祀
巨石文化と神話の関係。

第10章
鮎喰川流域の古代祭祀
川と黄泉の国の関係。

第11章
翡翠と勾玉の神秘
魂の象徴としての石文化。

第12章
阿波に残る古代神社
神代の祭祀を伝える社。

第13章
巨石信仰と死者の門
岩は境界を示す装置だった。

第14章
黄泉比良坂の地形条件
神話の坂はどんな場所か。

第15章
阿波の山岳と地下水
黄泉の世界を象徴する自然。

第16章
古墳と死者の入口
墓の構造と神話の関係。

第17章
阿波邪馬台国説との関係
卑弥呼の祭祀文化。

第18章
神話地理の再検証
日本神話の舞台を読み直す。

第19章
阿波に残る黄泉の記憶
伝承と地名の分析。

第20章
黄泉比良坂は阿波だったのか
神話の真実への仮説。

International shipping available

¥1,200

最近チェックした商品
    その他の商品