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始まりの国 縄文土偶 ― 阿波に眠る神のかたちと女王誕生の記憶 ―(電子本)

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始まりの国 縄文土偶 ― 阿波に眠る神のかたちと女王誕生の記憶 ―(電子本)

序文(立ち読み用)

日本のはじまりは、どこにあったのか。その問いに対して、私たちは長く「大和」や「出雲」といった地名を思い浮かべてきた。

しかし、もしそれ以前に、より古い「始まりの地」が存在していたとしたらどうだろうか。阿波―現在の徳島の地は、縄文時代において独自の文化を育んだ場所である。

ここでは、土偶は多くは見つからない。だが、その少なさこそが重要である。なぜなら阿波では、土偶に代わり、土面、朱、翡翠、そして勾玉といった、より高度な祭祀体系が発達していた可能性があるからだ。

土偶は単なる人形ではない。それは、神と人とをつなぐ媒体であり、祈りの形そのものであった。

そして阿波では、その祈りは「形」から「技術」へと進化していた。すなわち、神を降ろすための体系がすでに存在していたのである。

この流れの先に現れるのが、鬼道をもって国を治めたとされる卑弥呼である。彼女は突如現れた存在ではなく、縄文から続く祭祀の完成形であった可能性がある。

本書は、阿波に残された縄文土偶を入口に、日本の始まりを再び見つめ直す試みであるそこには、歴史の裏に隠された、もう一つの日本の姿が浮かび上がってくる。

目次:20章構成(1章3,000程度)

第1章 縄文土偶とは何か
祈りと命を象徴する縄文の神像。

第2章 阿波に土偶が少ない理由
「少なさ」が語る文化の本質。

第3章 欠けた土偶の意味
壊されることで完成する存在。

第4章 分銅型土偶と西日本文化
象徴としての土偶のかたち。

第5章 土面というもう一つの神具
神になるための仮面の力。

第6章 石棒と男性性の象徴
生命の対を成す祭祀具。

第7章 朱の力と再生思想
血と命をつなぐ赤の意味。

第8章 辰砂の産地・阿波
なぜ阿波に朱が存在したのか。

第9章 翡翠の霊性
石に宿る命と神の力。

第10章 勾玉の誕生
魂を宿す曲線のかたち。

第11章 阿波の祭祀体系
土偶を超えた祈りの構造。

第12章 神を降ろす技術
縄文に存在した精神世界。

第13章 巫女の原型
神と人の境界に立つ者。

第14章 阿波神山と祭祀拠点
山に宿る神の中心地。

第15章 縄文から弥生への変化
祈りから統治へ。

第16章 卑弥呼の登場
鬼道を操る女王。

第17章 邪馬台国と阿波
記紀に隠されたもう一つの地。

第18章 魏志倭人伝の再解釈
記録の中に残る真実。

第19章 始まりの国という視点
日本の起源を見直す。

第20章 縄文土偶が語る未来
忘れられた精神の復活。

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