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阿波の神々の墓に眠る翡翠勾玉 ―― 始まりの国に封じられた魂の記憶 ――(電子本)

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阿波の神々の墓に眠る翡翠勾玉 ―― 始まりの国に封じられた魂の記憶 ――(電子本)

序文(立ち読み用)

日本の古代史において、「勾玉」は単なる装飾品ではない。それは、魂を宿し、神と人とを結ぶ依り代であり、生命そのものを象徴する存在であった。

とりわけ阿波の地においては、その意味はさらに深い。山々に囲まれたこの地には、翡翠のように静かでありながら、確かに脈打つ「神の記憶」が残されている。

古代の人々は、神々の死を「終わり」とは捉えなかった。むしろ、魂が再び巡るための「始まり」として、墓に特別なものを納めた。

その中心にあったのが、翡翠の勾玉である。翡翠は、大地の奥深くで生まれ、長い時間をかけて形を成す。

その石を削り、磨き、曲線に整えることで、人はそこに命を宿そうとした。それは、単なる加工ではなく、祈りであり、魂の定着であった。

本書は、阿波に眠る神々の墓と、そこに納められた翡翠勾玉の意味を読み解く試みである。

埋められたのは石ではない。それは、神の記憶であり、国家の始まりを支えた「見えない力」である。

封じられた勾玉の物語を辿るとき、私たちは、日本のもう一つの起源に触れることになるだろう。

第1章 勾玉とは何か
魂の象徴としての形と意味

第2章 翡翠という特別な石
なぜ翡翠が選ばれたのか

第3章 阿波と翡翠文化
阿波に残る石の記憶

第4章 神々の墓の構造
古墳と祭祀の関係

第5章 墓に納められた勾玉
副葬品としての役割

第6章 魂を封じるという思想
死と再生の概念

第7章 勾玉と巫女の関係
祈りを媒介する存在

第8章 卑弥呼と勾玉
王と祭祀の象徴

第9章 阿波神山と神々の眠り
山岳信仰との結びつき

第10章 忌部族と勾玉制作
古代技術と祭祀集団

第11章 勾玉の形の意味
曲線に込められた宇宙観

第12章 翡翠の産地と流通
阿波と他地域の関係

第13章 墓に埋められた理由
なぜ持ち去られなかったのか

第14章 勾玉と国家形成
権威の象徴としての役割

第15章 封印された神話
記紀に残らない真実

第16章 阿波出雲との接点
国譲り神話との関係

第17章 翡翠と再生思想
命の循環と石の役割

第18章 現代に残る勾玉信仰
護符としての継承

第19章 発掘されない墓の意味
意図的に隠された可能性

第20章 阿波は始まりの国である
勾玉が語る日本の原点

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