阿波天照大神の謎を解く ― 始まりの国に隠された太陽神の真実 ―(電子本)
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阿波天照大神の謎を解く ― 始まりの国に隠された太陽神の真実 ―(電子本)
序文(立ち読み用)
天照大神――日本神話の中心に位置するこの神は、果たしてどこに存在していたのか。
一般にその舞台は大和とされている。しかし、記紀に記された神々の動き、地名の断片、そして各地に残る祭祀の痕跡を丹念に読み解くと、一つの明確な可能性が浮かび上がる。それが阿波である。
剣山を中心とした山岳信仰、神山に残る高天原の伝承、さらに忌部氏による祭祀文化。これらは偶然の一致ではなく、体系として成立している。
天照大神は天上の抽象的存在ではなく、この地において祀られ、そして統治に関わった「現実の神」であったのではないか。岩戸隠れもまた、象徴ではなく、歴史的事件の記憶であった可能性がある。
本書は、阿波に残された地形・神話・氏族・鉱物文化を統合し、天照大神の正体に迫る試みである。
それは、日本の始まりそのものを問い直す、新たな視座である。
第1章 天照大神とは何か
太陽神としての位置付けと記紀の記述を整理する。
第2章 高天原の実在性
神話世界ではなく、地上の具体的な場所としての可能性を探る。
第3章 阿波高天原説の浮上
阿波が高天原とされる根拠を体系的に整理する。
第4章 神山という聖地
神山に残る伝承と地形的特異性を読み解く。
第5章 剣山と太陽信仰
山岳祭祀と太陽信仰の関係を考察する。
第6章 天岩戸神話の再解釈
岩戸隠れを自然現象・政治事件として読み直す。
第7章 岩戸の実在候補地
阿波に残る岩戸伝承地の検証。
第8章 忌部氏の役割
祭祀を担った氏族としての歴史的役割。
第9章 麻と神事
阿波特産の麻と神事の関係。
第10章 鏡と太陽の象徴
八咫鏡と光の信仰の意味。
第11章 翡翠と霊性
勾玉文化と天照信仰の関係。
第12章 阿波の鉱物文化
辰砂・翡翠・石英の宗教的意味。
第13章 海部氏と海上ネットワーク
阿波沿岸勢力と文化の広がり。
第14章 天孫降臨の再構成
天孫降臨を阿波起点として再考する。
第15章 大和遷都の意味
神話の中心が移動した理由。
第16章 天照大神と巫女王
卑弥呼との共通構造を探る。
第17章 太陽神の二重構造
神話と歴史における二重性。
第18章 信仰の全国拡散
阿波から広がる祭祀文化。
第19章 隠された歴史の理由
阿波の役割が消された背景。
第20章 始まりの国・阿波
日本神話再構築の最終結論。
