阿波神話鑑定 ― 始まりの国に眠る真実を読み解く ―(電子本)
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阿波神話鑑定 ― 始まりの国に眠る真実を読み解く ―(電子本)
■序文(立ち読み用)
日本神話は、単なる物語ではない。そこには土地の記憶、民族の移動、そして古代人の信仰が折り重なっている。しかし現代において、その多くは「物語」として扱われ、真実としての検証はほとんど行われてこなかった。
本書は、その常識を覆すために編まれた「神話鑑定書」である。対象とするのは、徳島・阿波に残る神話群。天岩戸、国譲り、卑弥呼伝承――それらは本当に別々の物語なのか。それとも、ひとつの歴史の断片なのか。
阿波には、翡翠・辰砂・真珠・麻といった『魏志倭人伝』に記された物産が揃い、さらに神山や剣山といった神話的地名が集中する。本書では、それらを「証拠」として扱い、神話を一つ一つ鑑定していく。
神話は創作ではない。
それは、記録されなかった歴史である。
本書を読み終えたとき、あなたの中の「日本の始まり」は、まったく新しい姿へと変わるだろう。
■目次(20章構成)
第1章 阿波神話とは何か
阿波に集中する神話群の全体像と、その特異性を整理する。
第2章 神話鑑定という視点
神話を「証拠」として読むための新しい方法論を提示する。
第3章 天岩戸伝説の再検証
天照大神の隠遁は阿波で起きたのかを検証する。
第4章 神楽岩の存在意義
神楽岩が阿波にのみ存在する意味を読み解く。
第5章 阿波高天原説
高天原の実在地としての阿波を検証する。
第6章 剣山と神の山
剣山が神話の中心軸である可能性を探る。
第7章 卑弥呼と阿波
卑弥呼の拠点が阿波にあった可能性を検証する。
第8章 魏志倭人伝と阿波の一致
記録された物産と阿波の現実を照合する。
第9章 翡翠の神秘性
阿波翡翠が持つ霊的・文化的意味を探る。
第10章 勾玉文化の中心地
阿波における勾玉制作と信仰の関係を明らかにする。
第11章 辰砂と朱の信仰
丹(辰砂)が示す祭祀と王権の関係を考察する。
第12章 麻と神事
麻が神と人を結ぶ媒体であった理由を解明する。
第13章 真珠と水の信仰
淡水真珠文化と巫女王の関係を探る。
第14章 忌部族の役割
阿波忌部族の歴史的役割を再評価する。
第15章 海部氏と海の道
阿波海部氏の海上ネットワークを読み解く。
第16章 出雲との関係
阿波と出雲神話の接点を検証する。
第17章 国譲り神話の再解釈
国譲りを政治的出来事として再構成する。
第18章 阿波=始まりの国説
なぜ阿波が起源地と考えられるのかを総括する。
第19章 神話と考古学の一致
遺物・地形・文献の一致点を整理する。
第20章 神話は歴史である
神話を歴史として再認識する意義を提示する。
