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神世七代 ― イザナキ・イザナミへ続く神々の系譜 ―(電子本)

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神世七代 ― イザナキ・イザナミへ続く神々の系譜 ―(電子本)

序文(立ち読み用)

日本神話のはじまりには、まだ国も山も川もなく、ただ天地が分かれ、見えない力が静かに形を取りはじめる時代があった。

その神代の奥に現れるのが「神世七代」である。神世七代とは、国生みを行うイザナキ・イザナミへと続く、根源的な神々の流れであり、日本神話の骨格をつくる重要な系譜である。

はじめに現れる国之常立神、豊雲野神は、まだ男女に分かれる前の独神として語られる。そこには、大地が定まり、雲が満ち、世界がゆっくりと姿を整えていく気配がある。

やがて宇比地邇神・須比智邇神、角杙神・活杙神、大斗乃地神・大斗乃弁神、淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神と、男女一対の神々が現れ、天地の力は次第に具体的な生命の形へと近づいていく。

そして最後に、伊邪那岐神・伊邪那美神が現れる。二柱は天の浮橋に立ち、天沼矛をもって海をかき混ぜ、淤能碁呂島を生み、日本列島と多くの神々を生み出していく。

つまり神世七代とは、単なる神名の一覧ではなく、無形の天地から生命ある国土へと進む、壮大な生成の物語なのである。

本書では、神世七代の神々を一柱ずつたどりながら、その意味、象徴、古代人がそこに託した世界観を読み解いていく。

イザナキ・イザナミの前に、どのような神々がいたのか。日本神話は、どのようにして「国生み」へ到達したのか。その深い流れを、静かにひもといていきたい。

第1章 神世七代とは何か
天地開闢からイザナキ・イザナミに至る神々の系譜を解説します。

第2章 天地のはじまり
国も人もない時代に、神々が現れる背景を説明します。

第3章 別天神と神世七代の違い
天之御中主神などの別天神と神世七代の関係を整理します。

第4章 国之常立神
大地の根源を示す最初の神の意味を読み解きます。

第5章 豊雲野神
雲と生成の力を象徴する神の姿を考えます。

第6章 独神という存在
男女に分かれる前の神々が示す神話的意味を解説します。

第7章 宇比地邇神・須比智邇神
泥や大地の形成を思わせる男女神の象徴を探ります。

第8章 角杙神・活杙神
世界を支え、生命を立ち上がらせる力を読み解きます。

第9章 大斗乃地神・大斗乃弁神
男女の結合と空間の成立を示す神々を考察します。

第10章 淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神
完成へ向かう神の姿と、畏れの感覚を解説します。

第11章 伊邪那岐神の登場
国生みの男神として現れるイザナキの意味を探ります。

第12章 伊邪那美神の登場
生命を生み出す女神としてのイザナミの役割を解説します。

第13章 なぜ最後に男女神が現れるのか
神世七代が男女一対へ進む意味を考えます。

第14章 天の浮橋と天沼矛
国生みの場面に登場する道具と場所の象徴を読みます。

第15章 淤能碁呂島の誕生
最初の島が生まれる神話的意味を解説します。

第16章 神世七代から国生みへ
神々の系譜が日本列島誕生へつながる流れを整理します。

第17章 古事記と日本書紀の違い
神世七代の記述に見られる違いをやさしく比較します。

第18章 神名に込められた意味
難解な神名の背後にある古代の感覚を読み解きます。

第19章 阿波神話から見た神世七代
阿波を始まりの国と見る視点から、神世七代を再考します。

第20章 イザナキ・イザナミへ続く道
神世七代が日本神話全体に持つ意味をまとめます。

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