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箸墓古墳に眠る闇夜の神話 ―― 夜にのみ現れる大物主神と、倭迹迹日百襲姫命が見てしまった神の正体 ――(電子本)

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箸墓古墳に眠る闇夜の神話 ―― 夜にのみ現れる大物主神と、倭迹迹日百襲姫命が見てしまった神の正体 ――(電子本)

■序文(立ち読み用)

奈良県桜井市にある箸墓古墳は、古代日本の謎を語るうえで欠かせない巨大古墳である。その名は、倭迹迹日百襲姫命の悲劇と、大物主神の夜の神話に深く結びついている。

夜ごと姫のもとへ現れた神。朝になると姿を消す神。正体を見たいと願った姫が目にしたものは、人の姿ではなく、小さな蛇であった。この物語は、単なる神婚譚ではない。

そこには、古代人が抱いた神への畏れ、見てはならないものを見てしまう人間の宿命、そして死と聖地を結ぶ深い信仰が隠されている。

本書では、箸墓古墳をめぐる神話と伝承をやさしく読み解き、闇夜に現れる大物主神の正体に迫っていく。

第1章 箸墓古墳とは何か
古代大和を代表する巨大古墳として、箸墓古墳の基本と存在感を解説する。

第2章 倭迹迹日百襲姫命という女性
神話に登場する巫女的な姫の姿と、その特別な立場を読み解く。

第3章 夜に現れる神
大物主神がなぜ夜だけ姫のもとへ通ったのか、その神秘を考える。

第4章 大物主神とは何者か
三輪山の神として知られる大物主神の性格と信仰を解説する。

第5章 闇夜の神というイメージ
姿を隠し、夜にだけ現れる神が持つ古代信仰の意味を探る。

第6章 神と姫の密かな交流
人間の姫と見えざる神との関係を、神婚譚として読み解く。

第7章 見たいという願い
姫が神の正体を知りたいと願った心の動きを考える。

第8章 櫛笥に隠れた神
大物主神が小さな箱の中に入ったという不思議な場面を解説する。

第9章 蛇として現れた大物主神
神の正体が蛇であったことに込められた古代的な意味を探る。

第10章 驚いた姫の悲劇
神の姿を見てしまった姫がたどる運命と、その哀しみを読む。

第11章 三輪山へ帰る神
大物主神が姫のもとを去り、三輪山へ帰った場面の意味を考える。

第12章 箸で命を落とした伝承
箸墓という名に結びつく死の伝承と、その象徴性を読み解く。

第13章 神を見ることの禁忌
古代神話に多く見られる「見てはならない神」の思想を解説する。

第14章 蛇神信仰と水の力
蛇が水、再生、豊穣、霊力と結びつく理由を考える。

第15章 箸墓古墳と卑弥呼説
箸墓古墳が卑弥呼の墓ではないかと語られてきた背景を紹介する。

第16章 古墳に宿る女性王の記憶
箸墓古墳に眠る女性的な権威と巫女王のイメージを読み解く。

第17章 大和王権と三輪の神
三輪山信仰と古代大和の政治的・宗教的な関係を考える。

第18章 夜の神話が語るもの
闇、沈黙、秘密、神の気配が古代人に与えた感覚を探る。

第19章 箸墓古墳を訪ねる意味
現代人が箸墓古墳を前にしたとき、何を感じ取れるのかを考える。

第20章 闇夜の神は今も語りかける
大物主神と倭迹迹日百襲姫命の神話が、現代に残す深い余韻をまとめる。

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