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『天照大神〈卑弥呼〉の墓か阿波宮谷古墳の謎』 ― 気延山・三角縁神獣鏡・八倉比賣神社が語る古代阿波の女王伝説 ―

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『天照大神〈卑弥呼〉の墓か阿波宮谷古墳の謎』 ― 気延山・三角縁神獣鏡・八倉比賣神社が語る古代阿波の女王伝説 ―

■序文(立ち読み用)

阿波の古代史には、まだ大きな謎が眠っている。その中でも特に深い影を落としているのが、気延山周辺に存在する宮谷古墳である。

宮谷古墳は、徳島県内でも最古級の前方後円墳とされ、三角縁神獣鏡を出土した重要な古墳として知られている。

三角縁神獣鏡は、邪馬台国、卑弥呼、魏との関係を考えるうえで、避けて通ることのできない鏡である。

その鏡が阿波の地から出土している事実は、宮谷古墳を単なる地方首長の墓として片づけるにはあまりにも重い。

さらに、この地の近くには天石門別八倉比賣神社が鎮座し、祭神として大日霊女命、すなわち天照大神につながる神が祀られている。

阿波古代史の視点から見れば、宮谷古墳、気延山、八倉比賣神社、そして卑弥呼伝承は、一本の見えない線で結ばれているように見える。

本書は、宮谷古墳を「天照大神、すなわち卑弥呼の墓ではないか」という視点から読み解く試みである。

もちろん、これは公式に確定された学説ではない。しかし、古墳の年代、出土品、周辺の神社信仰、阿波に残る古代伝承を重ね合わせるとき、そこには「始まりの国・阿波」にふさわしい壮大な古代女王の物語が浮かび上がってくる。

第1章 阿波神山宮谷古墳とは何か
宮谷古墳の所在地、形状、築造年代、考古学上の位置づけを整理し、なぜこの古墳が阿波古代史において重要なのかを解説する。

第2章 気延山に眠る古代王権の痕跡
宮谷古墳が築かれた気延山周辺を、古代阿波の聖地・王墓地帯として読み解き、周辺に広がる古墳群との関係を考える。

第3章 三角縁神獣鏡が語るもの
宮谷古墳から出土した三角縁神獣鏡に注目し、この鏡が邪馬台国・卑弥呼・魏との関係を考えるうえで持つ意味を探る。

第4章 なぜ阿波に重要な鏡があったのか
中央王権との関係、祭祀権、女王権力の象徴としての鏡を考え、阿波が古代日本の重要拠点だった可能性を検討する。

第5章 卑弥呼の墓はどこにあったのか
『魏志倭人伝』に記された卑弥呼の死と巨大な墓の記述をもとに、従来説と阿波説を比較しながら宮谷古墳の可能性を考える。

第6章 天照大神と卑弥呼は同一人物だったのか
天照大神を太陽神としてだけでなく、古代の女王・巫女王の記憶として捉え、卑弥呼との重なりを読み解く。

第7章 大日霊女命という名の意味
八倉比賣神社に関わる大日霊女命の名に注目し、「大いなる日の巫女」という意味から天照大神・卑弥呼説を考える。

第8章 天石門別八倉比賣神社との関係
宮谷古墳と八倉比賣神社の位置関係、祭神、奥の院伝承をもとに、古墳と神社信仰がどのように結びつくのかを探る。

第9章 五角形祭壇と卑弥呼伝説
八倉比賣神社奥の院に伝わる五角形祭壇を取り上げ、これが女王墓伝承とどのように結びついて語られてきたのかを考察する。

第10章 宮谷古墳は女王の墓だったのか
副葬品、築造年代、立地、祭祀性から、宮谷古墳の被葬者が単なる男性首長ではなく、巫女王的存在だった可能性を探る。

第11章 阿波邪馬台国説から見た宮谷古墳
阿波を邪馬台国の有力候補地とする視点から、宮谷古墳が卑弥呼時代の王墓としてどのような意味を持つのかを整理する。

第12章 鏡・玉・鉄が示す古代阿波の力
出土品に見られる鏡、玉、鉄製品をもとに、宮谷古墳の被葬者が持っていた政治力・祭祀力・交易力を読み解く。

第13章 阿波の翡翠・勾玉文化とのつながり
阿波に伝わる勾玉文化や翡翠信仰と宮谷古墳を結びつけ、古代の神聖な石と女王祭祀の関係を考える。

第14章 太陽信仰と阿波の女王
天照大神信仰を太陽祭祀として捉え、阿波の山・川・古墳・神社に残る太陽信仰の痕跡を読み解く。

第15章 宮谷古墳と倭国大乱の時代
卑弥呼が登場した背景である倭国大乱を踏まえ、争乱を鎮めるために選ばれた女王の墓として宮谷古墳を考える。

第16章 なぜ宮谷古墳は忘れられたのか
重要な古墳でありながら全国的に大きく語られてこなかった理由を考え、阿波古代史が見過ごされてきた背景を探る。

第17章 神話に変えられた女王の記憶
歴史上の女王が、のちに天照大神という神話的存在へ変化した可能性を考え、神話と歴史の境界を読み解く。

第18章 畿内説と阿波説の違い
卑弥呼の墓を畿内に求める説と、阿波の宮谷古墳周辺に求める説を比較し、それぞれの根拠と課題を整理する。

第19章 始まりの国・阿波という視点
宮谷古墳を単独の遺跡ではなく、阿波が日本神話と古代国家形成の源流であった可能性の中で位置づける。

第20章 宮谷古墳が語る日本古代史最大の謎
宮谷古墳、三角縁神獣鏡、八倉比賣神社、天照大神、卑弥呼を総合し、阿波に眠る女王墓伝説の意味を結論としてまとめる。

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