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『あわのうたは、古代倭言葉であった ― 音に残された日本語のはじまりと、阿波に響く言霊の謎 ―』(電子本)

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『あわのうたは、古代倭言葉であった ― 音に残された日本語のはじまりと、阿波に響く言霊の謎 ―』(電子本)

■序文(立ち読み用)

「あわのうた」は、単なる古い歌ではない。そこには、日本語がまだ文字として整う以前、人々が音によって世界を感じ、神と人と自然を結んでいた時代の記憶が眠っている。

あ・わ・う・たという響きは、国生みの「あわ」、言霊の「あわ」、そして古代倭人が口から発した最初の祈りのようにも聞こえる。

本書は、「あわのうた」を古代倭言葉の原形として捉え、音の配列、言霊思想、阿波との関係、神話との重なりを読み解く一冊である。

日本語はどこから生まれたのか。なぜ古代人は歌に神意を託したのか。そして「あわ」という響きは、なぜ日本の始まりを思わせるのか。古代倭言葉の扉を、いま「あわのうた」から開いていく。

第1章 あわのうたとは何か
古代に伝わる「あわのうた」の基本的な姿を整理し、その響きがなぜ特別視されてきたのかを解説する。

第2章 文字以前の倭言葉
文字に記される前の日本語が、歌・祈り・口伝によって伝えられていた可能性を探る。

第3章 音が神を呼ぶ時代
古代人にとって言葉は情報ではなく、神霊を動かす力であったという言霊思想を読み解く。

第4章 「あ」と「わ」に宿る始まりの響き
「あわ」という音に込められた生成・結び・国生みの象徴性を考察する。

第5章 古代倭人の発声と祈り
声を出すことが祈りであり、歌うことが神事であった時代の言葉のあり方を探る。

第6章 あわのうたと言霊信仰
一音一音に霊力が宿るという考え方から、「あわのうた」の神秘性を読み解く。

第7章 阿波という地名との重なり
「あわのうた」の「あわ」と、阿波という土地名の響きが持つ古代的意味を考える。

第8章 倭言葉の原音を探る
現代日本語に残る古い音の痕跡から、倭言葉のはじまりを推測する。

第9章 神話に残る歌の力
古事記・日本書紀に見られる歌の役割を通じて、古代社会における歌の重要性を探る。

第10章 国生みと「あわ」の響き
伊邪那岐・伊邪那美の国生み神話と「あわ」という音の関係を物語的に考察する。

第11章 五十音以前の音の秩序
五十音図が整う以前にも、日本語には神聖な音の配列があった可能性を述べる。

第12章 あわのうたは音の祝詞か
「あわのうた」を祝詞の原形として捉え、神前で唱えられた言葉の姿を想像する。

第13章 古代倭言葉と母音の力
日本語の母音が持つ柔らかさと広がりから、古代的な発声文化を読み解く。

第14章 歌から文字へ
口伝の歌が、やがて文字によって記録されるまでの変化をたどる。

第15章 阿波神話とあわのうた
阿波を始まりの国と見る視点から、「あわのうた」が持つ神話的意味を考察する。

第16章 言葉は土地に宿る
古代の言葉が地名・山名・川名に残されている可能性を探る。

第17章 あわのうたと巫女の声
神意を伝える巫女たちが、歌や音によって神と交信した世界を描く。

第18章 失われた倭語の記憶
現代には残りにくい古い響きが、「あわのうた」の中に保存された可能性を探る。

第19章 日本語のはじまりをめぐる謎
日本語の起源をめぐる諸説を踏まえながら、「あわのうた」を古代語研究の手がかりとして読む。

第20章 あわのうたが伝える未来
古代の歌を過去の遺物ではなく、現代人が日本語の根を取り戻すための鍵として位置づける。

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