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四国に眠るダイヤモンドの謎!日本初の天然ダイヤ発見から探る、地下深部の宝石と四国の地質!(電子本)

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四国に眠るダイヤモンドの謎!日本初の天然ダイヤ発見から探る、地下深部の宝石と四国の地質!(電子本)

序文(立ち読み用)

四国でダイヤモンドは見つかるのか――。

その問いに対する答えは、すでに「見つかっている」である。2007年、愛媛県の火山岩から、日本で初めて天然ダイヤモンドが確認された。ただし、それは宝石店に並ぶような大粒の結晶ではなく、肉眼では見えないほど小さな微小ダイヤモンドだった。

では、四国の地下にはさらにダイヤモンドが眠っているのだろうか。徳島、高知、香川、愛媛に広がる変成帯や火山岩、超苦鉄質岩には、地下深部の活動を物語る痕跡が残されている。

本書では、ダイヤモンドが生まれる仕組み、日本初の発見、四国の地質、川原で見つかる透明な石との違い、そして阿波・徳島に可能性があるのかを、やさしく解き明かしていく。

第1章 四国でダイヤモンドは見つかるのか
すでに確認された天然ダイヤモンドと、宝石級鉱床の可能性を考える。

第2章 日本初の天然ダイヤモンド発見
2007年に愛媛県で確認された歴史的発見の経緯を紹介する。

第3章 発見されたダイヤモンドの大きさ
約0.001ミリという微小結晶が、なぜ重要なのかを解説する。

第4章 ダイヤモンドはどこで生まれるのか
地下深くの高温高圧環境で、炭素が結晶化する仕組みを探る。

第5章 マントルとダイヤモンドの関係
地球内部のマントルが、ダイヤモンド形成に果たす役割を見る。

第6章 キンバーライトとは何か
世界のダイヤモンド鉱床を運ぶ特殊な火山岩について解説する。

第7章 愛媛の火山岩に隠されていた結晶
輝石内部の流体包有物から微小ダイヤモンドが見つかった理由を探る。

第8章 ラマン分光分析による確認
見た目だけでは分からないダイヤモンドを科学的に判定する方法を紹介する。

第9章 四国をつくる巨大な地質帯
中央構造線や三波川変成帯など、四国を横断する地質構造を解説する。

第10章 三波川変成帯の高圧世界
地下深くまで沈み込んだ岩石が受けた強い圧力と変成作用を考える。

第11章 超苦鉄質岩に眠る地下深部の記録
かんらん岩や蛇紋岩など、マントル由来の岩石に注目する。

第12章 徳島・阿波に可能性はあるのか
阿波の地質条件から、微小ダイヤモンド発見の可能性を検討する。

第13章 高知県の地質と深部由来岩石
高知に分布する変成岩や蛇紋岩と、地下深部物質の関係を探る。

第14章 香川県の火山岩を考える
讃岐岩など香川特有の火山岩に、どのような地質的価値があるのかを見る。

第15章 川原で拾う透明な石の正体
石英、水晶、方解石、トパーズなど、ダイヤモンドに似た石を紹介する。

第16章 コランダムとダイヤモンドの違い
サファイアやルビーの原石と、ダイヤモンドの性質を比較する。

第17章 硬さだけでは判定できない
傷を付ける検査の危険性と、素人判断の落とし穴を解説する。

第18章 微小ダイヤモンドを探す方法
岩石採取、薄片観察、鉱物分離、分析までの科学的調査手順を見る。

第19章 宝石級ダイヤモンドは存在するのか
四国に大粒の結晶や鉱床が眠る可能性を冷静に考察する。

第20章 四国の地下に残された地球の記憶
小さなダイヤモンドが語る、四国と地球内部の壮大な物語をまとめる。

あとがき

四国で確認された天然ダイヤモンドは、肉眼で見ることも難しいほど小さな結晶だった。
しかし、その小さな存在は、日本列島の地下深くで起きてきた地球活動を証明する大きな手掛かりとなった。

宝石として価値のある大粒のダイヤモンドが、四国の川原から簡単に見つかる可能性は高くない。
それでも、特殊な火山岩や変成岩、地下深部由来の鉱物を詳しく調べることで、新たな微小ダイヤモンドが発見される可能性は残されている。

四国の石は、単なる石ではない。その一つ一つが、海洋プレートの沈み込み、マントルの上昇、火山活動、巨大な圧力の歴史を抱えている。

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