住所だけの会社が増えている!バーチャルオフィス時代に問い直す「企業の信用」とは何か!(電子本)
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住所だけの会社が増えている!バーチャルオフィス時代に問い直す「企業の信用」とは何か!(電子本)
序文(立ち読み用)
会社を始めるために、立派な事務所を借りる必要はなくなった。月額数千円ほどで住所を借り、法人登記や郵便物の受け取りに利用できる「バーチャルオフィス」が、起業家や個人事業主の間で広がっている。
パソコン一台で仕事ができる時代に、固定された事務所を持たない経営は、決して不自然ではない。高額な家賃を負担せず、小さく事業を始められることは、新しい挑戦を後押しする大きな力になる。
その一方で、住所を訪ねても社員がおらず、看板も商品も見えない会社が増えている。取引相手は本当に存在するのか。責任者はどこにいるのか。問題が起きたとき、誰が責任を取るのか。
経営実態が見えにくい企業の増加は、私たちに「会社の信用とは何か」という根本的な問いを突きつけている。
本書では、バーチャルオフィスによる起業の仕組みと利点、潜在的な問題、信用を築くために必要な行動、そして事務所を持たない時代の企業像について考えていく。
第1章 住所だけを借りる会社
バーチャルオフィスの基本的な仕組みと、実際の事務所を借りずに事業を始められる理由を解説する。
第2章 なぜ利用者が増えているのか
家賃や保証金を抑えたい起業家、副業者、フリーランスがバーチャルオフィスを選ぶ背景を探る。
第3章 会社に事務所は必要なのか
インターネットとクラウドサービスの普及によって、働く場所と会社所在地が切り離された現状を考える。
第4章 自宅住所を公開したくない人々
プライバシーや防犯上の理由から、自宅とは異なる住所を求める起業家の事情を紹介する。
第5章 低資金で起業できる時代
事務所費用を削減することで、少ない資金でも会社を設立しやすくなった新しい起業環境を描く。
第6章 同じ住所に集まる多数の会社
一つの建物や部屋に数百社、数千社が登記されることによって生じる不思議な企業風景を取り上げる。
第7章 見えない会社への不安
取引先や消費者が、社員も設備も見えない企業に対して感じる警戒心の正体を探る。
第8章 住所は信用の証しだった
会社の所在地や店舗、看板、受付が、これまでどのように企業の信用を支えてきたのかを振り返る。
第9章 悪質業者に利用される危険
詐欺的な商売や短期間で消える会社が、バーチャルオフィスを隠れ場所として利用する問題を考える。
第10章 銀行口座開設という壁
事業実態を確認しにくい会社が、法人口座の開設や金融機関の審査で苦労する理由を解説する。
第11章 登記できれば会社なのか
法律上の法人設立と、実際に事業を続ける経営実態との違いを問い直す。
第12章 実態を証明するもの
契約書、請求書、事業用サイト、取引履歴、連絡手段など、会社の存在を示す具体的な材料を紹介する。
第13章 信用は建物ではなく行動で決まる
豪華な事務所がなくても、約束を守り、連絡に応じ、仕事を完了する企業は信用されるという原則を考える。
第14章 ホームページが会社の玄関になる
所在地よりもウェブサイト、実績、情報発信が企業の第一印象を左右する時代の変化を描く。
第15章 代表者の顔が見える経営
経営者の経歴、考え方、連絡先、責任の所在を明らかにすることが、信用につながる理由を解説する。
第16章 口コミと評価が企業をつくる
利用者の声や取引実績、第三者からの評価が、新しい信用証明として力を持つ現状を考える。
第17章 バーチャルオフィスでも信用は築ける
情報公開、迅速な対応、明確な料金、適切な契約など、小さな会社が信用を高める方法を紹介する。
第18章 住所貸し業者の責任
利用者の審査や本人確認、郵便物管理など、運営会社に求められる役割と責任を考える。
第19章 企業の信用は数字で見えるのか
資本金や売上だけでは測れない、継続性、誠実さ、対応力という信用の本質を探る。
第20章 会社とは場所ではなく約束である
事務所を持たない企業が増える時代に、会社の信用を支えるのは住所ではなく、人と社会に対する責任であると結論づける。
