ブラックダイヤモンドの歴史!黒い輝きに秘められた発見と変遷の物語(電子本)
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ブラックダイヤモンドの歴史!黒い輝きに秘められた発見と変遷の物語(電子本)
はじめに(立ち読み用)
黒く輝くダイヤモンドには、白いダイヤモンドとは異なる神秘があります。
一般的なダイヤモンドが透明な輝きによって評価されてきたのに対し、ブラックダイヤモンドは、長い間「宝石として価値の低い石」と考えられていました。
黒い色、不透明な内部、加工の難しさなどから、装飾品ではなく、研磨や掘削に使用する工業材料として扱われていたのです。
しかし時代が変わると、その評価は大きく変化します。黒い輝きは、強さ、神秘、個性、永遠を象徴するものとして注目され、現代では高級ジュエリーにも使用される人気の宝石となりました。
ブラックダイヤモンドには、黒鉛などを内包する天然ブラックダイヤモンド、多数の微細なダイヤモンド結晶が集まったカーボナド、人工的な処理によって黒く見えるようにした処理石があります。
なかでもカーボナドは、一般的なダイヤモンドとは異なる特徴を持ち、その誕生について地球内部起源説、隕石衝突説、宇宙起源説などが語られてきました。
本書では、ブラックダイヤモンドが発見され、工業材料から宝石へと変化していった歴史をたどります。
そして、カーボナドに残された科学上の謎や、有名なブラックダイヤモンドにまつわる伝説についても紹介します。
第1章 ブラックダイヤモンドとは何か
黒く見えるダイヤモンドの基本的な特徴を紹介し、一般的な透明ダイヤモンドとの違いを説明する。
第2章 なぜダイヤモンドは黒くなるのか
黒鉛、赤鉄鉱、磁鉄鉱、黄鉄鉱などの微細な内包物が、ダイヤモンドを黒く見せる仕組みを解説する。
第3章 三種類のブラックダイヤモンド
天然色のブラックダイヤモンド、処理されたブラックダイヤモンド、カーボナドの違いを整理する。
第4章 カーボナドの正体
多数の微細なダイヤモンド結晶が結合した、黒く多孔質なカーボナドの構造を紹介する。
第5章 ブラジルでの発見
19世紀のブラジルでカーボナドが発見され、世界に知られるようになった歴史をたどる。
第6章 カーボナドという名前の由来
炭のように黒い外見から付けられた「カーボナド」という名称の意味を説明する。
第7章 宝石ではなかった時代
発見当初のブラックダイヤモンドが、宝石としてほとんど評価されなかった理由を考える。
第8章 工業用ダイヤモンドとしての活躍
硬く壊れにくいカーボナドが、研磨、切削、掘削などに利用された歴史を紹介する。
第9章 パナマ運河とブラックダイヤモンド
大規模な建設工事や岩盤掘削に、カーボナドが利用されたとされる歴史を探る。
第10章 巨大原石セルジオ
1905年にブラジルで発見された、3,167カラットの巨大カーボナド「セルジオ」を紹介する。
第11章 カリナンを超えた黒い原石
巨大な透明ダイヤモンドとして知られるカリナンと、カーボナドのセルジオの違いを比較する。
第12章 ブラックダイヤモンドの宝石化
20世紀後半から、黒いダイヤモンドがジュエリーとして注目され始めた背景を説明する。
第13章 白と黒のコントラスト
白いダイヤモンドとブラックダイヤモンドを組み合わせた、現代的なデザインの魅力を紹介する。
第14章 ブラック・オルロフの伝説
呪われた宝石として語られてきた、ブラック・オルロフにまつわる物語と事実を整理する。
第15章 世界の有名なブラックダイヤモンド
スピリット・オブ・ドゥ・グリソゴノなど、世界的に知られる黒いダイヤモンドを紹介する。
第16章 処理されたブラックダイヤモンド
放射線処理や高温処理などによって、黒く見えるように加工されたダイヤモンドについて解説する。
第17章 天然色と処理石の見分け方
外見だけでは判断が難しいブラックダイヤモンドを、鑑別機関がどのように調べるのかを紹介する。
第18章 カーボナドは宇宙から来たのか
宇宙空間で形成された可能性や、隕石によって地球へ運ばれたという仮説を考察する。
第19章 現在も残る誕生の謎
一般的なダイヤモンド鉱床とは異なる場所から発見されるカーボナドの、未解明の形成過程を探る。
第20章 黒いダイヤモンドの未来
科学研究、宝飾品、コレクション、投資など、これからのブラックダイヤモンドの可能性を考える。
