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原石のダイヤモンドを見抜く方法 ― 形・光・熱・結晶構造から本物に迫る ―(電子本)

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原石のダイヤモンドを見抜く方法 ― 形・光・熱・結晶構造から本物に迫る ―(電子本)

序文(立ち読み用)

川原や山中で、強い光を放つ透明な原石や、黒く硬そうな原石を見つけたとき、「これはダイヤモンドではないか」と期待する人は少なくありません。

しかし、石英、トパーズ、コランダム、ジルコン、モアサナイトなど、ダイヤモンドに似た鉱物は数多く存在します。

宝石質のダイヤモンド原石には、二つの四角錐を底面で合わせたような八面体が多く見られますが、地中で溶解や摩耗を受け、十二面体や丸みを帯びた不規則な形になることもあります。表面に現れる三角形の成長・溶解模様「トライゴン」も重要な観察点です。

ただし、形、硬さ、輝き、熱伝導のいずれか一つだけで、本物の天然ダイヤモンドと断定することはできません。

合成ダイヤモンドは天然石と同等の硬さや熱伝導性を持ち、モアサナイトも一般的な熱伝導式テスターでダイヤモンド反応を示す場合があります。

本書では、原石を傷つけずに観察する方法から、ルーペ、紫外線、比重、熱伝導テスター、顕微鏡、ラマン分光、X線回折、FTIR、フォトルミネッセンス分析までを段階的に解説します

。最終的な目的は、見た目だけで「ダイヤモンドだ」と決めつけることではなく、証拠を一つずつ積み重ね、専門鑑別へ進むべき原石を見抜くことです。

第1章 ダイヤモンド原石とは何か
ダイヤモンドの成分と誕生を解説。

第2章 原石の色と透明度
透明、黄色、褐色、黒色などを紹介。

第3章 八面体の結晶形
原石に多い代表的な形を学ぶ。

第4章 丸い原石の特徴
摩耗や溶解で丸くなる理由を解説。

第5章 トライゴンを探す
表面に現れる三角模様を観察する。

第6章 独特の光沢
金剛光沢と他の石の違いを知る。

第7章 表面と割れ方
自然面や欠け方の特徴を調べる。

第8章 硬さ10の意味
硬さと割れやすさの違いを解説。

第9章 傷試験の限界
ガラスを傷つけても断定できない。

第10章 比重を測る
重さから候補鉱物を絞り込む。

第11章 熱伝導テスター
測定方法と誤判定を防ぐポイント。

第12章 モアサナイトとの違い
よく似た石を見分ける方法を紹介。

第13章 紫外線反応
蛍光や燐光を補助的に確認する。

第14章 内包物を観察する
ルーペや顕微鏡で内部を調べる。

第15章 偏光による判定
光の性質から類似石を見分ける。

第16章 合成ダイヤモンド
天然石と合成石の違いを学ぶ。

第17章 黒いダイヤモンド
ブラックダイヤとカーボナドを解説。

第18章 ラマン分光とX線回折
科学分析で鉱物の正体を調べる。

第19章 天然か合成か
専門分析による判定方法を紹介。

第20章 最終鑑別の手順
観察から専門鑑別までをまとめる。

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