1/1

秀真伝は、なぜ阿波の物語なのか ――「あわのうた」と古代神話に隠された阿波・徳島の記憶を読み解く(電子本)

¥2,500

International shipping available

秀真伝は、なぜ阿波の物語なのか ――「あわのうた」と古代神話に隠された阿波・徳島の記憶を読み解く(電子本)

序文(立ち読み用)

『秀真伝(ホツマツタヱ)』は、天地の始まりから神々の時代、さらに神武天皇以後の物語までを五七調で記した壮大な叙事詩である。

その物語には、イザナギ、イザナミ、アマテル、スサノヲ、オオナムチなど、『古事記』や『日本書紀』にも登場する神々が描かれている。

しかし、秀真伝を注意深く読み解くと、その世界の背後に「阿波」という土地の記憶が浮かび上がってくる。

イザナギとイザナミが歌ったとされる「あわのうた」、阿波に残る古社、地名、祭祀、忌部氏の伝承、そして四国東部と淡路島を結ぶ海の道。これらは偶然の一致なのだろうか。
阿波には、大宜都比売命、天日鷲命、事代主命、大国主命、伊邪那岐命、伊邪那美命に関係する神社や伝承が数多く残されている。

さらに、弘法大師空海ゆかりの太龍寺に伝わる縁起には、「秀真国」という言葉が記されている。

本書では、秀真伝を単なる神話書としてではなく、阿波に残された古代の記憶を読み解くための書として見つめ直す。

「アワ」という言葉に込められた意味、神々と阿波の地名、忌部氏の役割、淡路島との関係、そして阿波が日本の始まりの国であった可能性を探っていく。

秀真伝は、本当に阿波の物語なのか。その答えは、古い書物の中だけではなく、今も徳島の山、川、神社、磐座、海辺に残されているのかもしれない。

第1章 秀真伝とは何か
全四十アヤで構成された秀真伝の内容と、古事記・日本書紀とは異なる神話世界について紹介する。

第2章 秀真伝を伝えた小笠原家
秀真伝の写本を伝えた宇和島小笠原家と、阿波一宮城主であった小笠原氏との関係を探る。

第3章 「あわのうた」に隠された意味
イザナギとイザナミが国と言葉を整えるために歌ったとされる「あわのうた」の役割を読み解く。

第4章 「アワ」は阿波を意味するのか
天地を表す言葉ともされる「アワ」と、現在の徳島県にあたる阿波国との関係を考察する。

第5章 国生み神話と阿波の位置
イザナギとイザナミによる国生みの中で、阿波と淡路島がどのように位置付けられているかを検証する。

第6章 阿波の女神・大宜都比売
阿波国の神として記された大宜都比売命と、食物、生命、豊穣の信仰について解説する。

第7章 阿波忌部と天日鷲命
日本の祭祀や麻文化を支えた阿波忌部と、その祖神である天日鷲命の役割に迫る。

第8章 秀真伝と忌部氏の記憶
秀真伝に描かれる祭祀、機織り、農耕文化と、阿波忌部の伝承との共通点を探る。

第9章 アマテルは阿波にいたのか
秀真伝で男神として描かれるアマテルと、阿波に残る天照大神信仰との関係を考える。

第10章 スサノヲと阿波出雲
スサノヲ、大国主、事代主に関する伝承が、阿波の神社や地名に残されている理由を探る。

第11章 阿波に残る神話の地名
神山、国府、石井、鳴門、剣山など、阿波の地名と秀真伝の物語を重ね合わせる。

第12章 剣山は高天原だったのか
阿波説で高天原の候補とされる剣山と、その周辺に残る磐座、祭祀、神宝伝承を検証する。

第13章 神山に残るイザナギとイザナミ
神山町周辺の神社、滝、磐座、古い伝承から、国生み神話との関係を読み解く。

第14章 太龍寺縁起に記された秀真国
太龍寺縁起に登場する「秀真国」という言葉が、阿波説の重要な手掛かりとされる理由を探る。

第15章 阿波・淡路・伊予を結ぶ海の道
鳴門海峡や瀬戸内海を通じて結ばれた阿波、淡路、伊予の古代海上文化圏を考察する。

第16章 阿波から東へ移動した神々
阿波の神々や氏族が、大和、紀伊、伊勢などへ移動した可能性と、その痕跡を追う。

第17章 古事記から消えた阿波の役割
中央政権による神話編纂の過程で、阿波の歴史や忌部氏の功績が小さく扱われた可能性を考える。

第18章 秀真伝と阿波邪馬台国説
秀真伝の神話世界と、卑弥呼、邪馬台国、阿波の古代祭祀との関連性を検討する。

第19章 阿波に残る神々の記憶
神社、古墳、祭礼、地名、磐座など、現在も徳島各地に残されている神話の痕跡を紹介する。

第20章 秀真伝は阿波の物語である
「あわのうた」、阿波忌部、神々の地名、太龍寺縁起、海上文化圏を総合し、秀真伝と阿波の関係を結論付ける。

International shipping available

¥2,500

最近チェックした商品
    その他の商品