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翡翠勾玉!阿波の古墳に眠っていた若竹翡翠勾玉は、卑弥呼のものだったのか(電子本) 序文(立ち読み用)

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翡翠勾玉!阿波の古墳に眠っていた若竹翡翠勾玉は、卑弥呼のものだったのか(電子本)
序文(立ち読み用)

徳島市の城山神社周辺に残る古墳群から、美しい翡翠の勾玉が出土している。白色と若竹色が混じり合う神秘的な玉は、古代阿波でどのような人物が身につけ、なぜ墓の中へ納められたのだろうか。

古代の勾玉は、単なる装飾品ではなかった。神を迎える祭具であり、災いを退ける護符であり、王や巫女の権威を示す神宝でもあった。

三世紀の日本では、邪馬台国の女王・卑弥呼が鬼道によって国を治めていたと伝えられている。

阿波の古墳から現れた翡翠勾玉は、卑弥呼本人が所有した玉なのか。それとも、卑弥呼と同じ祭祀文化を受け継いだ阿波の女王や首長のものなのか。

本書では、古墳の年代、勾玉の産地、加工技法、阿波の祭祀文化を手掛かりに、その真実を探っていく。

第1章 阿波の古墳から現れた翡翠勾玉
古墳の暗闇に眠っていた勾玉が、現代へ伝えた古代阿波の記憶を紹介する。

第2章 若竹色に輝く神秘の玉
白から鮮やかな緑へ変化する翡翠の色彩と、その美しさに込められた意味を探る。

第3章 城山神社古墳群とは何か
徳島市の城山神社周辺に築かれた古墳群と、地域を治めた首長勢力を考える。

第4章 古墳に勾玉を納めた理由
死者を守るためなのか、権威を示すためなのか。副葬された勾玉の役割を解き明かす。

第5章 勾玉は神を呼ぶ祭具だった
勾玉が祭祀や祈りに使用され、神聖な力を宿す玉と考えられた背景を紹介する。

第6章 卑弥呼が生きた三世紀
倭国の争乱を治め、女王となった卑弥呼の時代と古代社会を見つめる。

第7章 卑弥呼の鬼道とは何か
『魏志倭人伝』に記された鬼道と、巫女王としての卑弥呼の姿を考察する。

第8章 女王は勾玉を身につけたのか
古代の王や女性祭祀者と、翡翠勾玉との深い関係を探っていく。

第9章 天照大神と卑弥呼の重なる姿
太陽、祭祀、女性統治者という共通点から、二人を結び付ける伝承を検討する。

第10章 阿波に女王国は存在したのか
阿波の地形、古墳、祭祀遺跡などから、強い政治勢力が存在した可能性を考える。

第11章 気延山に集まる古代の手掛かり
気延山古墳群や周辺遺跡に残された、阿波の王権を示す痕跡を追う。

第12章 翡翠はどこから運ばれたのか
勾玉の石材が遠方から運ばれたのか、阿波周辺で採取されたのかを考察する。

第13章 阿波翡翠の可能性
鮎喰川流域などで発見される緑色石材と、古代の玉作り文化との関係を探る。

第14章 勾玉を作った玉作人
硬い石を切断し、穴を開け、磨き上げた古代職人の高度な技術を紹介する。

第15章 阿波忌部と玉作り
祭祀を担った阿波忌部と、神に奉納する玉を作った集団との関係を考える。

第16章 若竹色は生命の象徴だった
若竹色が表す生命、再生、繁栄の意味と、古代人の色彩信仰を読み解く。

第17章 卑弥呼の玉だった可能性
勾玉の年代や出土場所を比較し、卑弥呼本人の所有物であった可能性を検証する。

第18章 伝承と考古学を分けて考える
「卑弥呼が奉納した」という伝承と、確認できる出土事実を整理する。

第19章 科学分析で産地を探る
鉱物組成、比重、微量元素、加工痕の分析によって勾玉の正体に迫る。

第20章 若竹翡翠勾玉が語る真実
卑弥呼の遺品と断定できなくても、阿波に高度な祭祀文化が存在した可能性をまとめる。

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