天照大神は代々受け継がれた称号だった「初代から後継者へ受け渡された太陽王の歴史」(電子本)
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天照大神は代々受け継がれた称号だった「初代から後継者へ受け渡された太陽王の歴史」(電子本)
序文(立ち読み用)
天照大神は、日本神話を代表する太陽神として知られている。しかし、神話に記された長大な歴史を、一人の人物だけが生き続けたと考えることには疑問が残る。
古代の天照大神とは、特定の一人だけを指す名前ではなく、太陽を祭り、国を治める最高位の指導者に与えられた称号だったのではないだろうか。
初代天照大神の時代は、その子の世代までで一度終わった。その後は、血筋や祭祀を受け継いだ後継者が「天照大神」を名乗り、初代の政治、信仰、国づくりの理念を継承していった。
本書では、天照大神を一人の不死の神としてではなく、代々受け継がれた太陽王の称号として読み直す。そこから見えてくるのは、神話の奥に隠された古代王権と祭祀継承の歴史である。
第1章 天照大神は一人だったのか
神話の中で長い時代にわたり登場する天照大神。その存在を一人の人物として考えることの矛盾を探る。
第2章 初代天照大神の誕生
太陽を祭る最高祭祀者として、初代天照大神が誕生した背景と古代社会の姿を考える。
第3章 太陽を治める王
天照大神は太陽神であると同時に、国を照らし、人々を導く統治者でもあった。
第4章 高天原という王国
高天原を天上世界ではなく、初代天照大神が治めた現実の古代国家として読み解く。
第5章 初代が築いた国の仕組み
祭祀、農業、暦、政治など、初代天照大神が築いたと考えられる国の基礎を探る。
第6章 天照大神の子どもたち
初代の思想と血筋を受け継いだ子どもたちは、どのように国を支えたのかを考察する。
第7章 初代の時代の終わり
初代天照大神とその子の世代が終わり、新たな後継者の時代へ移った理由を探る。
第8章 名前ではなく称号だった
「天照大神」という名が、個人名ではなく役職名や王号だった可能性を検証する。
第9章 後継者はどう選ばれたのか
血縁、祭祀能力、政治力など、次の天照大神を選ぶための条件を考える。
第10章 太陽の力を受け継ぐ儀式
後継者が天照大神の名と権威を継ぐ際に行われたと考えられる即位儀礼を描く。
第11章 鏡に宿る天照大神
八咫鏡は単なる宝物ではなく、先代から後継者へ太陽の権威を渡す象徴だった。
第12章 勾玉と王位継承
勾玉に込められた生命、魂、王権の意味と、天照大神の継承との関係を探る。
第13章 神話に重ねられた複数の人物
何代もの天照大神の出来事が、一人の神の物語としてまとめられた可能性を考察する。
第14章 岩戸隠れは王の交代か
天岩戸の物語を、天照大神の死、退位、あるいは王位交代の儀式として読み直す。
第15章 新しい天照大神の即位
岩戸から再び現れた天照大神は、初代ではなく新たな後継者だった可能性を探る。
第16章 女性だけではなかった可能性
天照大神という称号が、時代によって女性祭主や男性王にも受け継がれた可能性を考える。
第17章 アマテルという太陽王
古代史料に見られるアマテルの姿から、天照大神の原像と王統の秘密を読み解く。
第18章 消された歴代天照大神
なぜ複数存在した天照大神は、一人の神としてまとめられたのか。その政治的理由を探る。
第19章 天皇家へ続く太陽の系譜
天照大神の称号と権威が、後の皇統や伊勢信仰へどのように受け継がれたのかを考察する。
第20章 天照大神とは王統の歴史だった
天照大神の物語は、一人の神の生涯ではなく、太陽の使命を受け継いだ歴代統治者の歴史だった。
