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最強の半導体候補!ロンズデーライト・ダイヤモンド(電子本)

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最強の半導体候補!ロンズデーライト・ダイヤモンド(電子本)

序文(立ち読み用)

ダイヤモンドよりも硬い可能性を持ち、次世代半導体としても期待される物質がある。

その名は、ロンズデーライト・ダイヤモンド。

一般的なダイヤモンドは、炭素原子が立方体を基本とする構造で並んでいる。

これに対してロンズデーライトは、炭素原子が六方晶構造を作ることから「六方晶ダイヤモンド」と呼ばれる。

ロンズデーライトは、隕石衝突によって生まれたと考えられる微細な物質として知られてきた。

しかし、天然試料には通常のダイヤモンドや欠陥構造が混在することが多く、本当に独立した物質として存在するのか、長年にわたって議論されてきた。

理論上、ロンズデーライトは広いバンドギャップ、高い耐熱性、優れた熱伝導性などを持つ可能性があり、超ワイドバンドギャップ半導体の候補と考えられている。

半導体として実用化するには、大面積で均一な結晶、電気を制御するドーピング技術、安定した電極、薄膜形成、ウェハー加工、量産設備などが必要になる。

現在のロンズデーライトは、ようやく材料の性質を本格的に測定できる段階へ入ったところである。

本書では、この謎のダイヤモンドがなぜ未来の半導体候補と呼ばれるのか、そして実用化までに何が必要なのかを、一般読者にも分かりやすく解説する。

第1章
ロンズデーライトとは何か
六方晶構造を持つ、珍しい炭素物質の正体を紹介する。

第2章
普通のダイヤモンドとの違い
炭素原子の並び方によって性質が変わる理由を解説する。

第3章
隕石の中で発見された物質
ロンズデーライトと隕石衝突との深い関係をたどる。

第4章
本当に存在するのか
通常のダイヤモンドの欠陥ではないかと疑われた歴史を紹介する。

第5章
人工合成への挑戦
高い圧力と温度を使って六方晶構造を作る技術を解説する。

第6章
バルク結晶合成の成功
微細な粒からミリメートル級の材料へ進歩した最新研究を紹介する。

第7章
半導体とは何か
電気を流す、止める、調整する半導体の基本を説明する。

第8章
ダイヤモンドが半導体になる理由
不純物や表面処理によって電気を制御する仕組みを解説する。

第9章
超ワイドバンドギャップとは
高温や高電圧に強い材料が生まれる理由を紹介する。

第10章
ロンズデーライトの理論性能
計算によって予測される電子的・光学的性質を考える。

第11章
高い電圧に耐える可能性
電気自動車や送電設備に必要な耐圧性能を解説する。

第12章
熱を逃がす能力
半導体の発熱を抑え、冷却装置を小さくする可能性を紹介する。

第13章
高温環境での活用
宇宙、航空機、発電所など過酷な場所での利用を考える。

第14章
ドーピングという大きな壁
電気を運ぶ粒子を安定して作り出す難しさを解説する。

第15章
電極を取り付ける技術
材料と金属の間で電気を効率よく流す課題を紹介する。

第16章
薄膜とウェハーを作れるか
半導体工場で使える大きく均一な基板の必要性を説明する。

第17章
トランジスタへの道
ロンズデーライトで電子スイッチを作るための条件を考える。

第18章
SiC・GaNとの競争
すでに実用化されている次世代半導体との違いを比較する。

第19章
実用化を阻む七つの壁
結晶、純度、加工、電極、再現性、量産、価格の課題を整理する。

第20章
ロンズデーライト半導体の未来
研究材料から社会を支える電子部品へ進む可能性を描く。

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