黄金の阿波国!「黄金を握った天照族の謎」 ― 剣山・吉野川・鮎喰川に眠る古代黄金国家の謎 ―(電子本)
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黄金の阿波国!「黄金を握った天照族の謎」 ― 剣山・吉野川・鮎喰川に眠る古代黄金国家の謎 ―(電子本)
序文(立ち読み用)
古代日本において、金は単なる美しい金属ではなかった。黄金は権力であり、祭祀であり、神に捧げる特別な存在だった。
そして、その黄金を発見し、採掘し、加工する技術を持った集団がいたとすれば、その者たちは大きな力を握ったはずである。
四国の東部、阿波国。現在の徳島県には、剣山を中心とする険しい山々が連なり、吉野川、鮎喰川、那賀川など数多くの河川が流れている。
山から川へ運ばれる石の中には、石英、碧玉、銅鉱物、そして金を含む可能性を持つ鉱物が存在する。
本書では、阿波に渡来したと考えられる技術集団と「天照族」という視点から、黄金をめぐる古代阿波の姿を読み解いていく。
そこから浮かび上がるのは、単なる地方国家ではない。鉱山、川、翡翠、銅、鉄、そして黄金を支配することで力を蓄えた「黄金の阿波国」の姿である。
第一章 黄金の国・阿波
阿波の山と川には多様な鉱物が存在する。古代人がこの自然資源をどのように利用したのか、黄金国家という視点から考える。
第二章 金はどこから生まれるのか
地下深部の熱水活動によって形成される金鉱床。石英脈や断層、河川へと金が移動していく自然の仕組みを読み解く。
第三章 阿波の山に眠る鉱脈
剣山山系から神山周辺まで続く複雑な地質。阿波が鉱物資源に恵まれた土地である理由を探る。
第四章 鮎喰川に流れた黄金
山から削り出された鉱物は川へ運ばれる。鮎喰川の石英や黒砂を手がかりに、古代の金探しを考える。
第五章 古代人は金を知っていた
光り輝く金は自然の中でも非常に目立つ。古代人が川原で黄金の粒を発見した可能性を追う。
第六章 黄金を探した渡来技術者
採鉱・精錬・金属加工の技術を持つ集団が阿波へ渡ってきた可能性を、古代の人々の移動から考察する。
第七章 天照族とは何者だったのか
本書では天照大神を中心とする祭祀・政治勢力を「天照族」と呼ぶ。その実像を神話の背後から探っていく。
第八章 太陽神と黄金の関係
黄金の輝きは太陽そのものを思わせる。なぜ太陽神を祭る人々に金が重要だったのかを読み解く。
第九章 剣山は聖なる鉱山だったのか
阿波を代表する霊峰・剣山。山岳信仰と鉱物資源という二つの視点から、その特別な意味を考える。
第十章 忌部族と鉱物資源
阿波を代表する古代氏族・忌部。祭祀だけでは説明できない彼らの技術力と資源管理の可能性に迫る。
第十一章 翡翠と黄金を握った者
古代社会では翡翠の勾玉も権威の象徴だった。金と翡翠という二つの宝物から阿波の権力構造を見る。
第十二章 銅を支配した阿波
阿波には銅鉱山に関係する歴史も残る。金だけでなく銅・鉄を含めた鉱物ネットワークを考察する。
第十三章 金を探すための川
古代の採掘には大規模な機械はいらない。川の流れと比重を利用した砂金採取なら、人の手だけでも可能だった。
第十四章 黄金が生んだ祭祀国家
希少な鉱物を神に捧げることで祭祀を掌握する。その祭祀権が政治権力へ変わっていった可能性を探る。
第十五章 天照族による阿波支配
鉱山と河川、祭祀拠点を押さえた勢力が存在したなら、阿波の政治的統一にも大きな影響を与えただろう。
第十六章 黄金と邪馬台国
金属資源を持つ土地は古代国家形成に有利だった。阿波邪馬台国説という視点から黄金との関係を考える。
第十七章 卑弥呼と天照大神
卑弥呼と天照大神を結びつける説を取り上げ、太陽祭祀と女性祭司、黄金という三つの要素から考察する。
第十八章 なぜ黄金の阿波国は消えたのか
中央政権の成立とともに地方の歴史は書き換えられていく。阿波の鉱物国家の記憶が薄れた理由を追う。
第十九章 川原に残された証拠
石英、黒砂、碧玉、金属鉱物。現在の阿波の川原に残る石から、失われた古代の資源利用を読み解く。
第二十章 黄金の阿波国を探せ
古代史の答えは文献だけにあるとは限らない。山、谷、川、石、古墳、神社、地名をつなぐことで新しい阿波史が見えてくる。
第二十章 黄金の阿波国、その真実
阿波の山と川に残る鉱物資源、古代祭祀、天照族の足跡を結び、黄金をめぐる阿波古代史の核心に迫る。
