毒だみの謎 ― なぜ「毒」の名を持つ草が、古くから重宝されてきたのか ―(電子本)
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毒だみの謎 ― なぜ「毒」の名を持つ草が、古くから重宝されてきたのか ―(電子本)
序文(立ち読み用)
道端や庭の片隅に、ひっそりと群生するドクダミ。
独特の強い匂いと、「毒」という文字を含む名前から、近寄りがたい植物と思われることもあります。
しかしドクダミは、日本では古くから身近な植物として利用されてきました。
乾燥させたものは「十薬」と呼ばれ、民間利用の歴史も長く、食や暮らしとの関わりもあります。
なぜ「毒だみ」と呼ばれるようになったのか。
本書では、ドクダミという身近でありながら謎の多い植物を、名前、歴史、成分、生態、伝承、利用法、現代科学という視点から追っていきます。
第一章 ドクダミとは何者か
身近な場所に生えるドクダミの基本を知る。
第二章 なぜ「毒だみ」と呼ばれたのか
名前に「毒」が付いた由来を探る。
第三章 「毒を矯める」草という説
古くから伝わる名前の由来を考える。
第四章 別名「十薬」の謎
なぜ十種類もの用途がある草とされたのか。
第五章 あの強烈な匂いの正体
葉を揉んだ瞬間に広がる匂いを科学する。
第六章 なぜ匂いは消えてしまうのか
生葉と乾燥葉の違いを追う。
第七章 ドクダミの驚異的な生命力
抜いても抜いても生えてくる理由を探る。
第八章 地下に広がる巨大ネットワーク
地下茎が作るドクダミの世界を見る。
第九章 白い花に見える部分の正体
私たちが「花」と思っているものを観察する。
第十章 日本人とドクダミの歴史
昔の暮らしの中でどう利用されてきたのか。
第十一章 民間利用とドクダミ
各地に残るさまざまな利用法を紹介する。
第十二章 ドクダミ茶の歴史
乾燥させて飲む文化はどのように広がったのか。
第十三章 ドクダミに含まれる成分
植物の中に存在する成分を科学的に見る。
第十四章 現代研究から見るドクダミ
伝承と科学的研究を分けながら考える。
第十五章 食べることはできるのか
地域に残る食文化と注意点を紹介する。
第十六章 ドクダミと虫の不思議
強い香りは植物自身を守るためなのか。
第十七章 嫌われ者になった理由
なぜ現代では雑草として扱われるのか。
第十八章 ドクダミを育てるという発想
観賞用や暮らしへの活用を考える。
第十九章 伝承と科学をどう見分けるか
昔からの知恵を現代の視点で読み解く。
第二十章 ドクダミは「毒草」なのか
名前に惑わされず、本当の姿を見つめ直す。
