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延喜式神社ので真実!まやかしが多すぎる!(電子本)

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延喜式神社ので真実!まやかしが多すぎる!(電子本)

序文(立ち読み用)

「延喜式内社」と聞けば、千年以上前から続く神社だと思いがちである。

しかし、『延喜式』の神名帳には詳しい住所や由緒、祭神まで書かれていない。

そのため、一つの式内社に複数の候補が存在する。

本書でいう「まやかし」とは、信仰を否定する言葉ではない。

推定や伝承を、確定した史実のように見せる説明を指している。

延喜式神社の本当の姿を、20の視点から検証する。

第一章 『延喜式』とは何か

『延喜式』は平安時代に作られた法制書である。神社の由緒を集めた歴史書ではない。

第二章 神名帳の正体

巻九・巻十に全国の官社が記載された。これが「延喜式神名帳」である。

第三章 式内社とは何か

神名帳に載る神社を式内社という。当時、朝廷が把握していた官社であった。

第四章 式内社は全国の古社ではない

古い神社がすべて掲載されたわけではない。神名帳に載らない古社も存在する。

第五章 神名帳には住所がない

記載は国、郡、社名などに限られる。現在地を正確に特定できない神社も多い。

第六章 祭神は本当に同じなのか

現在伝わる祭神が、古代から祀られていたとは限らない。後世に変更された可能性もある。

第七章 現在の神社と同じなのか

千年の間には移転、合祀、廃絶、再建があった。現在地が古代の鎮座地とは限らない。

第八章 複数存在する論社

一つの式内社に複数の候補社が存在する場合、それらは「論社」と呼ばれる。

第九章 社名が同じという罠

古代の社名と現在名が似ていても、同じ神社とは断定できない。後世の改称も考えられる。

第十章 後から作られた由緒

古代創建とされる由緒の中には、江戸時代や明治時代に整えられたものもある。

第十一章 国学者が比定した式内社

江戸時代の国学者による推定が、後世に確定した史実として扱われる場合がある。

第十二章 明治政府と神社の再編

明治時代には社名、祭神、社格が整理された。現在の姿が古代から続くとは限らない。

第十三章 合祀で消えた神社

小さな神社や祠が有力神社へ合祀され、元の鎮座地が忘れられた例もある。

第十四章 中央神話への書き換え

地方独自の神が、天照大神や大国主命などの有名神に置き換えられた可能性がある。

第十五章 式内社は政治的制度だった

式内社の登録には、朝廷と地方豪族の関係が影響した。信仰の古さだけで選ばれたわけではない。

第十六章 「国のお墨付き」の誤解

式内社は当時の官社である。現在までの由緒を保証する認定制度ではない。

第十七章 阿波国の式内社

阿波国にも多くの式内社がある。しかし、所在地や後継社をめぐる異説も残されている。

第十八章 阿波忌部と古代祭祀

阿波忌部は祭祀や麻の生産に関わったとされる。その活動は阿波の神社史を解く鍵となる。

第十九章 本物を見分ける方法

神名帳原文、旧郡名、地形、古文書、遺跡、伝承を照合し、一つの根拠だけで断定しない。

第二十章 「不明」から真実が始まる

分からないことを無理に確定してはならない。複数の可能性を残すことが歴史への誠実な姿勢である。

おわりに

延喜式神社が、すべて偽物だということではない。

問題は、推定や伝承を確定した史実のように語ることである。

現在の神社が古代の式内社なのか、移転したのか、合祀されたのか。

答えが一つに決まらない場合も多い。

神社を尊重することと、その由緒を無条件に信じることは同じではない。

看板だけで判断せず、原文、土地、遺跡、伝承を確かめる。

その先に、延喜式神社の本当の歴史が見えてくるのである。

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