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自民党の利権構造は、何も変わらない ― 公共工事・補助金・口利き政治の深層 ―(電子本)

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自民党の利権構造は、何も変わらない ― 公共工事・補助金・口利き政治の深層 ―(電子本)

序文(立ち読み用)

政治改革が叫ばれるたび、自民党は「信頼回復」や「再出発」を掲げてきた。しかし、政治家が交代しても、企業や業界団体から資金と票を集め、その見返りとして政策、予算、許認可などに影響を及ぼす構造は残り続けている。

なかでも見えにくいのが「口利き」である。公共工事への働き掛け、補助金採択の相談、許認可の迅速化、行政への陳情、業者の紹介などは、正当な議員活動との境界が曖昧になりやすい。

そこへ献金、パーティー券、組織票、後援会活動が結び付けば、政治家と一部業者の利益循環が生まれる。

本書では、公共工事を中心とする口利き利権から、補助金、許認可、土地開発、医療・福祉、農林水産、再生可能エネルギーまで、政治家の働き掛けが利権へ変わる過程を検証する。

問題は一部の政治家だけではない。記録が残りにくく、責任の所在も曖昧な制度そのものにある。

第一章 自民党を支える利益循環

政治家、企業、業界団体、官僚、地方組織の関係を見る。

第二章 「口利き」とは何なのか

正当な陳情と不当な働き掛けの違いを整理する。

第三章 公共工事口利き利権の構造

政治家の紹介や要望が業者選定へ影響する危険性を追う。

第四章 入札前に何が起きているのか

予定価格、参加条件、業者間調整をめぐる問題を検証する。

第五章 随意契約という抜け道

競争を伴わない契約が特定業者を優遇する可能性を考える。

第六章 工事受注と政治献金

受注企業から政治家側への資金の流れを検証する。

第七章 下請けと利益配分

元請け、下請け、紹介者の間で動く利益の構造を見る。

第八章 補助金をめぐる口利き

採択や審査に政治家の影響力が入り込む危険性を追う。

第九章 許認可を動かす政治力

開発、建築、産廃、営業許可などへの働き掛けを考える。

第十章 土地開発と都市計画利権

道路や公共施設の計画で土地の価値が変わる仕組みを見る。

第十一章 医療・福祉をめぐる利権

施設整備、委託事業、認可、補助金との関係を検証する。

第十二章 農林水産業と業界団体

補助事業、公共工事、組織票が結び付く背景を追う。

第十三章 再生可能エネルギー利権

太陽光、風力、バイオマス事業と政治の関係を考える。

第十四章 人事に対する口利き

採用、昇進、外郭団体への就職をめぐる働き掛けを見る。

第十五章 行政委託事業の見えない利権

ごみ処理、指定管理、調査業務などの契約を検証する。

第十六章 地方議会と地元有力者

地域に根付いた後援会と業者の関係を追う。

第十七章 口利きの記録が残らない理由

電話、面会、紹介など、非公式な働き掛けの問題を問う。

第十八章 違法でなければ問題ないのか

法的責任と政治的・倫理的責任の違いを考える。

第十九章 口利き利権を防ぐ制度

面会記録、要望記録、契約公開、第三者監査の必要性を示す。

第二十章 政治を誰のために取り戻すのか

一部の支援者ではなく、国民全体に開かれた政治を提言する。

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