古代日本語の謎!「あいうえお」の五十音図から探る日本語のルーツ!(電子本)
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古代日本語の謎!「あいうえお」の五十音図から探る日本語のルーツ!(電子本)
序文(立ち読み用)
私たちが毎日使っている「あ・い・う・え・お」。あまりにも身近な五つの母音だが、その並びには、日本語が歩んできた長い歴史が隠されている。
古代の日本には、現在と異なる発音が存在したと考えられている。文字を持たなかった人々は、言葉をどのように伝え、記録したのだろうか。
漢字の伝来、万葉仮名の成立、平仮名と片仮名の誕生。そして、仏教とともに伝わったサンスクリット語の音韻学は、五十音図の形成にどのような影響を与えたのか。
本書では、神話や歌、地名、古代文献を手掛かりに、日本語のルーツを巡る謎を探る。五十音図は、単なる文字の一覧ではない。
それは日本人が言葉の世界を整理し、その奥にある秩序を見つけようとした「音の地図」なのである。
第一章 日本語はどこから来たのか
日本語の起源を巡る代表的な説と、いまだ結論が出ていない理由を紹介する。
第二章 文字を持たなかった古代日本
文字が広まる以前、人々が言葉や記憶を歌と語りによって伝えた時代を探る。
第三章 「あいうえお」の五つの母音
日本語の基礎となる母音の特徴と、古代の発音との違いを考察する。
第四章 古代日本語には八つの母音があったのか
上代特殊仮名遣いから浮かび上がる、現代とは異なる母音体系の謎に迫る。
第五章 漢字はいつ日本へ伝わったのか
大陸や朝鮮半島との交流を通じて、漢字が日本へ定着した過程をたどる。
第六章 万葉仮名という発明
漢字の意味ではなく音を借り、日本語を書き表した古代人の知恵を紹介する。
第七章 『万葉集』に残された古代の発音
歌に使われた文字から、失われた古代日本語の響きを読み解く。
第八章 平仮名はどのように生まれたのか
万葉仮名の草書体から、柔らかな平仮名が成立するまでの歴史を見る。
第九章 片仮名を生み出した僧侶たち
漢文や仏典を読むための記号から、片仮名が形成された過程を探る。
第十章 五十音図はいつ完成したのか
現代の「あいうえお順」が古代から存在したわけではないという事実を検証する。
第十一章 五十音図とサンスクリット語
仏教僧が学んだ梵語の音韻体系が、日本語の音の整理に与えた影響を考える。
第十二章 「あかさたな」の行に隠された秩序
母音と子音を組み合わせた五十音図の構造と、その合理性を明らかにする。
第十三章 「いろは歌」と五十音図
かつて文字学習に使われた「いろは歌」と「あいうえお順」の違いを紹介する。
第十四章 言霊とは何か
古代日本人が言葉に霊的な力が宿ると考えた「言霊信仰」の正体に迫る。
第十五章 神話の中に残る古代語
『古事記』『日本書紀』の神名や地名から、古代日本語の姿を考察する。
第十六章 「あわ」と日本語の始まり
「あ」と「わ」という音が持つ意味を、神話、地名、古語の視点から探る。
第十七章 「あわうた」は古代の五十音図なのか
「あわうた」に見られる音の配列と、後世に伝えられた古代文字説を慎重に検討する。
第十八章 神代文字は実在したのか
漢字伝来以前の文字とされる神代文字について、伝承と史料の両面から考える。
第十九章 方言に残された古代日本語
各地の方言や阿波の言葉に残る、古い発音と語彙の痕跡を探し出す。
第二十章 五十音図は日本語の宇宙図
五十音図が日本人の言葉、思想、信仰を映し出す「音の地図」である可能性を考える。
