神話とは歴史の勝者が語る物語消された!敗者の神々と、書き換えられた古代史の謎!(電子本)
¥2,500
International shipping available
神話とは歴史の勝者が語る物語消された!敗者の神々と、書き換えられた古代史の謎!(電子本)
序文(立ち読み用)
神話は、単なる空想の物語ではありません。
そこには、古代の戦争、民族の移動、王権の交代、信仰の変化など、歴史的な出来事が姿を変えて残されている可能性があります。
しかし、神話を文字にして後世へ伝えたのは、多くの場合、戦いに勝利し、国を支配した側でした。勝者の祖先は偉大な神として描かれ、敗者の王は悪神や反逆者へと変えられていきます。
なぜ国譲りは平和的な物語として語られたのか。なぜ八岐大蛇や土蜘蛛と呼ばれた者たちは、怪物として退治されなければならなかったのか。その背後には、正史から消された人々の記憶が隠されているのかもしれません。
本書では、『古事記』『日本書紀』を中心に、日本神話を「勝者が語った歴史」という視点から読み直します。神々の物語の奥に眠る、もう一つの古代日本史を探る旅です。
第一章 神話は誰によって作られたのか
神話を記録した王権と、その政治的な目的を考える。
第二章 勝者は神となり、敗者は悪となる
歴史の勝敗によって変えられた神々の姿を読み解く。
第三章 『古事記』が編纂された理由
天皇家の支配を正当化する物語の構造を探る。
第四章 『日本書紀』という国家の歴史書
外国に示すために作られた正史の役割を考察する。
第五章 天孫降臨は征服の記憶なのか
天上から神が降りた物語に、民族移動の痕跡を探す。
第六章 高天原はどこにあったのか
神々の国は天上なのか、それとも実在した土地なのか。
第七章 国譲り神話に隠された戦い
出雲が本当に平和的に国を譲ったのかを検証する。
第八章 大国主命は敗者の王だったのか
国造りの神が政治の中心から消された理由を考える。
第九章 諏訪へ逃れた建御名方神
敗北して追われた神に残る、古代戦争の記憶をたどる。
第十章 八岐大蛇は本当に怪物だったのか
大蛇退治を、土地や鉱山を巡る争いとして読み直す。
第十一章 土蜘蛛と呼ばれた先住民
朝廷に従わなかった人々が怪物化された背景を探る。
第十二章 鬼とは滅ぼされた一族なのか
各地の鬼伝説に残された敗者側の歴史を考える。
第十三章 熊襲と隼人の失われた物語
中央政権に抵抗した南九州の人々の記憶をたどる。
第十四章 蝦夷はなぜ異族とされたのか
東北を支配する過程で作られた朝廷側の物語を検証する。
第十五章 物部氏の神々はなぜ消えたのか
蘇我氏との戦いに敗れた古代氏族と祭祀の変化を探る。
第十六章 蘇我氏は本当に悪者だったのか
後世の正史が作り上げた蘇我氏像を読み直す。
第十七章 忌部氏と消された祭祀
中臣氏の台頭によって影を薄くした祭司氏族の謎に迫る。
第十八章 地方神話に残った敗者の声
風土記、神社伝承、地名に残る別の歴史を探し出す。
第十九章 阿波神話に眠るもう一つの古代史
阿波の神社や伝承から、中央とは異なる神話の姿を見る。
第二十章 神話を歴史として読み直す
勝者の物語だけでは見えない、日本古代史の全体像を考える。
