NASAが月の裏側で発見!地下190kmに眠る「巨大質量」の正体 ― 月の南極に封印された超巨大天体の痕跡 ―(電子本)
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NASAが月の裏側で発見!地下190kmに眠る「巨大質量」の正体 ― 月の南極に封印された超巨大天体の痕跡 ―(電子本)
序文(立ち読み用)
月の裏側には、直径約2500キロメートルに及ぶ「南極エイトケン盆地」が広がっている。
NASAの月探査データを分析した結果、その地下深くに、周囲より異常に密度の高い巨大質量が存在することが明らかになった。
その規模は、ハワイ島の約5倍に相当する金属を埋めたほどともいわれる。
正体は、約40億年前に衝突した小惑星の金属核なのか。それとも、月のマグマが残した高密度物質なのか。
本書では、月の地下に眠る巨大質量の正体と、そこに刻まれた太陽系誕生の謎に迫る。
第一章 地球から見えない月の裏側
月がいつも同じ面を地球へ向ける理由と、人類が長く月の裏側を見ることのできなかった背景を解説する。
第二章 月の裏側は別世界だった
月の表側に広がる黒い「海」と、無数のクレーターに覆われた裏側。その大きな違いが生まれた理由を探る。
第三章 南極エイトケン盆地
月の裏側に存在する直径約2500キロメートルの巨大盆地。その規模と形成時期、月の歴史における重要性を紹介する。
第四章 約40億年前の巨大衝突
原始太陽系を飛び交っていた巨大天体が月へ激突したとき、月の地殻と内部で何が起きたのかを考える。
第五章 NASAのGRAIL計画
2機の探査機によって月の重力を精密に測定したGRAIL計画。その観測方法と成果を分かりやすく解説する。
第六章 重力で地下を見る
地下を直接掘らなくても、重力のわずかな変化から物質の密度や分布を推定できる。月内部を調べる重力探査の仕組みに迫る。
第七章 月周回衛星LROの観測
月面の地形を詳細に測定するLROのデータが、巨大質量発見にどのような役割を果たしたのかを明らかにする。
第八章 発見された異常な重力
南極エイトケン盆地の地下には、周囲では説明できないほど大きな余剰質量が存在していた。その発見までの過程を追う。
第九章 地下190キロの意味
巨大質量は一点に埋まった物体ではなく、月のマントル内に広く分布している可能性がある。数字だけでは見えない実像を整理する。
第十章 ハワイ島の約5倍という規模
研究者が金属量の大きさを表現するために用いた驚くべき比較から、巨大質量の規模を読み解く。
第十一章 月面を引き下げる力
高密度の地下物質は、南極エイトケン盆地の底を約800メートルも下へ引っ張っているとされる。その重力作用を検証する。
第十二章 巨大小惑星の金属核
有力説は、月へ衝突した小惑星の鉄・ニッケル核が、月のマントル内に残されたというものだ。その可能性を探る。
第十三章 なぜ月の中心へ沈まなかったのか
高密度の金属なら月の中心へ沈むはずである。それでも地下に残り続けたとするコンピューターシミュレーションを紹介する。
第十四章 月のマグマの海
誕生直後の月は、表面が溶岩に覆われていたと考えられている。マグマの海が冷える過程で高密度物質が集まった可能性を考える。
第十五章 高密度酸化物説
巨大質量は外部から来た金属ではなく、月内部で形成された酸化物の集中かもしれない。第二の有力仮説を検証する。
第十六章 月の表と裏はなぜ違うのか
巨大衝突のエネルギーが月内部を変化させ、表側の火山活動や「月の海」の形成に影響した可能性を探る。
第十七章 中国探査機が降りた巨大盆地
2019年、中国の嫦娥4号は月の裏側への世界初の着陸に成功した。フォン・カルマン・クレーターで行われた探査を紹介する。
第十八章 月の南極に集まる世界
水資源の存在や有人基地建設の可能性から、月の南極は新たな宇宙開発の中心になろうとしている。
第十九章 巨大質量は月資源になるのか
もし地下物質に大量の鉄やニッケルなどが含まれていた場合、人類はそれを利用できるのか。月面採掘の可能性と課題を考える。
第二十章 巨大質量が語る太陽系の記憶
月の地下に残された質量異常は、約40億年前の巨大衝突を伝える「太陽系の化石」かもしれない。その発見が持つ意味を総括する。
