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魏志倭人伝を書いた男は、一度も日本に来ていない!誰の情報をもと卑弥呼を描いたのか!(電子本)

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魏志倭人伝を書いた男は、一度も日本に来ていない!誰の情報をもと卑弥呼を描いたのか!(電子本)


著書の紹介

『魏志倭人伝』は、邪馬台国や女王卑弥呼を伝える最重要史料として知られている。

ところが、その文章を書いた中国・西晋の歴史家、陳寿は、一度も倭国を訪れていない。少なくとも、陳寿が日本列島を実際に歩いたことを示す記録は存在しない。

では、倭国への道のり、国々の名前、人々の暮らし、身分制度、戦争、祭祀、卑弥呼の姿を、なぜこれほど詳しく書くことができたのか。

陳寿が利用したのは、魏の使節による報告、帯方郡に集められた情報、倭国の使者の説明、外交文書、そして陳寿以前に作られた記録だったと考えられる。

序文(立ち読み用)

私たちは『魏志倭人伝』を読むとき、陳寿が倭国を旅し、その目で邪馬台国を見たかのように受け取ってしまう。

しかし、陳寿は現地調査を行った人物ではない。彼がまとめたのは、使節の報告や外交記録、倭人から聞いた話だった。

当然、その情報が陳寿へ届くまでには、複数の人間と言語が介在している。倭人の言葉は中国側に正確に伝わったのか。

方角や距離は同じ基準で理解されたのか。国名や人名は、どのような音を漢字に置き換えたものなのか。

本書では、『魏志倭人伝』を否定するのではなく、その成立過程を知ることで、記述の信頼性と限界を明らかにする。

第1章 『魏志倭人伝』とは何か

正式には『三国志』魏書東夷伝倭人条と呼ばれる史料の成立と役割を解説する。

第2章 『魏志倭人伝』を書いた陳寿

蜀から西晋へ仕えた歴史家・陳寿の人生と、歴史書を編纂した背景を紹介する。

第3章 陳寿は倭国へ来ていない

陳寿の渡航記録が存在しない事実と、現地を見ないまま記述した可能性を考える。

第4章 情報はどこから届いたのか

魏の使節、帯方郡の役人、倭国の使者など、情報を伝えた人々を追う。

第5章 倭国を実際に見た魏の使者

梯儁や張政らが見聞きした倭国の姿と、その報告内容を検討する。

第6章 報告書から歴史書へ

現地情報が記録され、整理され、陳寿の文章になるまでの過程を考察する。

第7章 通訳は正確だったのか

中国語と倭人の言葉の違いが、地名や制度の理解に与えた影響を探る。

第8章 倭国の国名は当て字だった

対馬国、末盧国、伊都国、奴国などの表記に残された音の手掛かりを読む。

第9章 方角は本当に正しいのか

「南」「東南」などの方角が、地理的事実を正確に示しているのかを検証する。

第10章 距離はなぜ合わないのか

里数や水行・陸行の日数に生じる矛盾と、その理由を考える。

第11章 邪馬台国までの旅程の謎

帯方郡から邪馬台国へ至る記述を整理し、どこで解釈が分かれるのかを示す。

第12章 邪馬台国は七万戸もあったのか

戸数や兵力などの数字が、実数なのか政治的表現なのかを問い直す。

第13章 陳寿が描いた女王卑弥呼

鬼道を行い、人々をまとめた卑弥呼の姿が、どの情報から作られたのかを考える。

第14章 「鬼道」は中国側の表現だった

倭国固有の祭祀が、中国人の価値観によってどのように表現されたかを探る。

第15章 倭国の風俗は本当だったのか

刺青、服装、食事、葬送、身分制度などの記述を考古学資料と比較する。

第16章 中国王朝が見た倭国

『魏志倭人伝』が倭国のためではなく、中国王朝の世界観から書かれたことを確認する。
第17章 卑弥呼と魏の外交戦略

親魏倭王の称号や銅鏡の下賜に隠された、魏と倭国双方の政治的目的を読む。

第18章 なぜ邪馬台国の場所が決まらないのか

九州説、畿内説、阿波説などが生まれた原因を、原文の曖昧さから考察する。

第19章 阿波説から読み直す『魏志倭人伝』

航路、地形、古代祭祀、阿波の遺跡を手掛かりに、邪馬台国=阿波説の可能性を探る。

第20章 陳寿が見なかった本当の倭国

史料を信じすぎず、捨てることもなく、日本側の伝承と考古学から古代史を再構築する。

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