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五十六億七千万年の約束―弥勒菩薩はいつ、どこに出現するのか―(電子本)

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五十六億七千万年の約束―弥勒菩薩はいつ、どこに出現するのか―(電子本)


著書の説明

釈迦入滅から五十六億七千万年後、弥勒菩薩は人間世界へ現れ、すべての人々を救うと伝えられています。そして高野山奥之院では、弘法大師空海が今も深い三昧に入り、その日を待ち続けていると信じられています。

なぜ弥勒の出現は、それほど遠い未来なのでしょうか。空海は本当に弥勒菩薩とともに帰ってくるのでしょうか。

本書は、兜率天、末法思想、龍華三会、空海の御遺告、奥之院の入定信仰をたどりながら、「五十六億七千万年の約束」に隠された謎と希望を読み解く仏教歴史ミステリーです。

はじめに

釈迦がこの世を去ってから五十六億七千万年後、弥勒菩薩が人間世界へ現れるという。気の遠くなるような未来まで、弥勒菩薩はどこで何をしているのか。そして高野山奥之院で今も瞑想を続けるとされる空海は、なぜ弥勒の出現を待っているのか。本書は、仏教に残された「未来の救済」をめぐる壮大な謎を追う。

第1章 未来仏・弥勒菩薩とは

釈迦の次に現れる仏とされる弥勒菩薩の正体を紹介する。

第2章 釈迦が残した未来の予言

釈迦入滅後の世界と、弥勒に託された救済の役割を考える。

第3章 五十六億七千万年という時間

途方もない数字に込められた仏教的な時間観を読み解く。

第4章 弥勒菩薩が暮らす兜率天

弥勒菩薩が現在修行しているとされる天上世界を探る。

第5章 弥勒上生と弥勒下生

兜率天へ生まれる信仰と、弥勒の降臨を待つ信仰の違いを解説する。

第6章 仏の教えが消える末法の世

なぜ人々は未来仏の出現を待ち望むようになったのかを追う。

第7章 弥勒菩薩はどこに現れるのか

未来の人間世界に伝えられる弥勒出現の条件をひも解く。

第8章 龍華樹の下で開かれる悟り

弥勒菩薩が弥勒如来になる瞬間に迫る。

第9章 三度の説法「龍華三会」

未来の人々を救済するとされる三回の説法の意味を考える。

第10章 空海と弥勒菩薩の接点

真言密教の開祖・空海が、なぜ弥勒を重視したのかを探る。

第11章 空海が残したとされる御遺告

兜率天へ赴き、弥勒の前に仕えるという言葉の謎を検証する。

第12章 高野山で迎えた最後の日

承和二年三月二十一日、空海に何が起きたのかをたどる。

第13章 死ではなく「入定」

空海が亡くならず、永遠の瞑想に入ったとされる信仰を解説する。

第14章 奥之院に眠る御定身

弟子たちが空海の身体を霊窟へ納めたという伝承を追う。

第15章 今も届けられる食事

生きている空海に毎日食事を届ける「生身供」の意味を紹介する。

第16章 空海は今も人々を見ているのか

雲の間から人々の信仰を見守るという伝承の真意を考える。

第17章 弥勒とともに帰ってくる空海

弥勒菩薩の出現に空海が同行するという壮大な約束を読み解く。

第18章 高野山が弥勒浄土になった理由

奥之院が未来仏と出会う聖地になった背景を探る。

第19章 武将たちはなぜ高野山に眠ったのか

名だたる武将たちが奥之院に墓や供養塔を建てた理由に迫る。

第20章 五十六億七千万年の約束

弥勒と空海の伝承が現代人に伝える、希望と救済の意味を考える。

終章 未来を待つのではなく

弥勒菩薩の出現は、単なる遠い未来の予言ではない。どれほど暗い時代でも、慈悲の心と仏の教えは滅びないという約束である。空海が奥之院で待ち続けているという信仰は、救いは今この瞬間にも存在することを私たちに語りかけている。

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