秀真伝から見た玉依姫の生涯 ― 白羽の矢と、神武天皇を育んだ母の物語 ―(ボイスブック)
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秀真伝から見た玉依姫の生涯 ― 白羽の矢と、神武天皇を育んだ母の物語 ―(ボイスブック)
紹介文(立ち聴き用)
白羽の矢に導かれて御子を授かり、森で子を育て、やがて神武天皇の母となった玉依姫。『秀真伝(ホツマツタヱ)』には、記紀とは異なる彼女の歩みが描かれています。
誕生にまつわる祈り、両親との別れ、出雲の御子との暮らし、そしてウガヤとの出会い。
第27アヤを中心に、子を養い、祈りを守り、次代へ宝をつないだ女性の生涯を、静かな語りでたどるボイスブックです。
序文
玉依姫。その名を聞いて、神武天皇の母を思い浮かべる方もいるでしょう。しかし、『秀真伝』に目を向けると、そこには、誕生から母となるまでの道のりを持った、一人の女性の姿が浮かび上がります。
子を願う両親の祈りによって生まれ、やがて父と母を見送り、神への祈りを続ける玉依姫。
白羽の矢にまつわる不思議な出来事を経て、彼女は幼い御子と森で暮らすようになります。その暮らしを宮中へと結びつけたのは、母を失った別の幼子に、乳を与える役目でした。
本書は、『秀真伝』第27アヤの物語に沿って、玉依姫の生涯を読み解きます。文献に語られた出来事と、その意味を考える解説を分けながら、母として、妃として、そして御祖神として伝えられた彼女の姿を見つめていきます。
第1章 祈りによって生まれた娘
カモタケツミとイソヨリヒメは、子を授かることを願っていました。ワケツチ神への祈りと、夢で授けられた玉。玉依姫の誕生と、その名に込められた由来をたどります。
第2章 父母との別れ、受け継ぐ祈り
両親を亡くした玉依姫は、喪の務めを果たし、神への参詣を続けます。家族を見送った後の彼女の歩みを、祈りを受け継ぐという視点から読み解きます。
第3章 白羽の矢と不思議な懐妊
禊の折に飛来した白羽の矢。その後、玉依姫は身ごもり、男児を産みます。ワケイカツチの神と結びつけて語られる、物語の転機を紹介します。
第4章 高野の森の母と子
御子とともに高野の森に暮らし、神を祀る玉依姫。出雲の御子と呼ばれた子を育てる日々と、乳を必要とする人々を助けたという評判をたどります。
第5章 母を失ったヰツセ
ウガヤの御子ヰツセは、母ヤセヒメを亡くします。幼子のために乳母を探す宮中へ、玉依姫の噂が届きました。二つの家族の物語が、ここでつながります。
第6章 ウガヤとの出会い
使者の訪問を経て、御子とともに宮中へ迎えられた玉依姫。自らの出自と御子の誕生を語った彼女は、ウガヤの妃となり、ヰツセを養育します。
第7章 ミケイリとイナヰイ
連れてきた御子はミケイリと名付けられ、ウガヤとの間にはイナヰイが生まれます。子どもたちそれぞれの来歴から、『秀真伝』独自の家族の姿を整理します。
第8章 タケヒト誕生、次代への希望
玉依姫は、後の神武天皇となるカンヤマトイワレヒコを産みます。タケヒトという斎名を授けられた御子の誕生を、皇統をつなぐ物語の中に位置づけます。
第9章 ウガヤの遺言と託された宝
最期を迎えるウガヤは、次代を担う者たちへ遺言を残しました。玉依姫には、鏡と八重垣の剣を預かり、ワケツチ宮へ納める役目が託されます。
第10章 御祖神となった玉依姫
後に玉依姫も神上がりし、河合でウガヤと合わせて御祖神として祀られたと語られます。子を育て、宝を守った生涯が、どのように神の物語へ結ばれるのかを見つめます。
